『飛鳥大和 美の巡礼』五(閑人亭日録)

 栗田勇『飛鳥大和 美の巡礼』新潮社1978年初版、「六 竜樹の下に」を読んだ。

《 アルタミラにかぎらず、古墳についても、そこに描いた意識構造がしばしば忘れられている。だが、絵画もまた、言語の発生と同じく古いことが知られているが、 言語が、聞かれるばかりのために存在するのではなく、発声することによってひとつの世界が構築されるのと同様に、絵画を描く行為は、たんに現実の部分を記録したり、 偶然、なんらかの断片で空間を埋めることに意味があったわけではない。絵画もまた、描く行為によって、はじめて世界の了解が可能になった。(引用者・略)アルタミラに 牛を描いた狩人は、おそらく、それを描きながら、じつは、ひとつのフィクショナルな世界を、はじめて追体験したといえる。そのとき、狩人は、ただ獲物を求める人物では なく、人間という名のイメージを確立していた。 》 92頁

《 こうした背景を考えると、いちがいにわが古代における仏教の受容を単純明確に考えるわけにはゆかなくなる。国家宗教としての仏教というものも、組織宗教としての 仏教が、律令国家制度に合致したというような、はなはだ抽象的な類比はほとんど意味がないし、またたんに先進思想として利用したという当世風の解釈も、きわめて低俗と いわねばならない。
  私には、古代社会が、国家として権力を集中していくうえでの、むしろ、正統性の保証、道徳的な基礎としてのエネルギーが求められたと考える。聖徳太子が、憲法に モラルを据えたのは、それなくして、国家権力を合理化しえないという共同体の必要条件があったからである。 》 105頁

 「七 現世の荘厳」を読んだ。蒙が啓かれる。

《 ここで、私のいいたいのは、古墳時代の日本はこのようなスケールと、洗練された様式をもった建築をつくる発達した文化をもっていた。それは建築の技術面に かぎられるのではなく、とかく、原始的とも古拙とも思われがちな、古墳の土木的世界を孕み、一方では地上にそびえるひとつのコスモスが、目に見えるものとしても、 見えない情念の世界にもすでに準備されていたことの確認である。
  そして、日本古来の、古墳と神社建築になかった壁画の出現には、地上の見事な、仏教建築の成果の反映が必要だったのである。 》 108頁

《 私たちは、現実という言葉は、意味づけもなく、範囲もない、ただ延長しているなかの、自分の利害にかかわりのある関係だけを判断停止して認めるときにだけ用いる。 というのは、じつは、私たちのコスモスが、自然科学的な延長、あるいは、利益追求の法則性によって形成されているこおtの反映なのである。だが古代のリアリティとは、 すでに繰返し指摘されているように「精神的秩序」によってはじめて成立したものである。 》 114-115頁

《 このように、飛鳥の宗教的なる空間は、きわめて強い、「常世」または「浄土」のイメージが、近代宗教に欠くべからざる断絶感、疎外感とその浦がえしの飛躍なしに、 いわば彼岸を此岸的なるものとして現実化していたといえる。「彼岸のリアリティ」がその生を埋めていたのである。 》 116頁

《 このようなイメージは、たとえば、法隆寺四天王寺の建造においても、王城の荘厳としても、強く当代の人の心にやきついていた。それがいかに現実的にみえようと、 今日いうところの現実ではなく、むしろ、あるべき現実ということであった。そこから、あるべき自然の相という考え、すなわち、秩序あるコスモスとしての自然の イメージが根拠づけられるのは当然であり、また逆に、そのように昇華されたリアリティとしての自然のなかにおいての救済ということが帰結した。東洋における自然崇拝と いわれるものも、たんある没入ではなく、じつは、コスモスの確認であり、世界イメージの具体化であった。ここから、神仙思想や山岳思想への道は遠くない、というよりも、 その根をひとつにしているといってもいい。 》 120頁

 昼過ぎ、源兵衛川中流部、三石神社横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。小さい破片ばかり。秋になるとまた湧くかな。曇天だが一汗。

 ネット、うろうろ。

《 「私」がいっぱい(パート1.5)【2】 》 ORGON 中原紀生
https://note.com/nakaharaorion/n/n6f17e3cf4547

『飛鳥大和 美の巡礼』四(閑人亭日録)

 栗田勇『飛鳥大和 美の巡礼』新潮社1978年初版、「五 死の国の生者」を読んだ。高松塚古墳から始まる。

《 極言すれば、この被葬者の人種的特徴がいずれであろうと、作者が外来者であろうと、そこに生れた芸術作品はあきらかに、日本固有の絵画の先駆的記念碑というべき である。十九世紀のパリのエコールは、ピカソをはじめ数多くの外国人が形づくっていたことを想えば、なんの不思議もない。芸術は、たとえば、宮廷のある工人の手に なるとはいえ、個人を通じて表現されるディテールには時代が息づいているのである。だからこそ、現代のわれわれの共通の感性をゆさぶるのであって、それがなければ、 単なる記録にとどまる。 》 80頁

《 そして、いま、この古墳に、千年後にみられる壁画には、モチーフや様式論はさておいても、すでに、まぎれもなく、日本に独特の流れるような情感がみちあふれている。  》 82頁

《 イデオロギーとして、また、国家典礼としての宗教は、ひとつの形式を確立するが、死のイメージについては、人間は古くからの共同体のイメージを脱却することは できない。それだけに、高松塚壁画の空間は、神仙と仏教と常世の国のイメージの濃厚に結晶した、万葉時代人の明るい死の世界を垣間見させてくれるのである。 》 86頁

 大岡信を顕彰する事業の打ち合わせ。市役所で会合の後、昼食を挟んで続き、午後四時前帰宅。ふう。女性陣はタフ。いつものことだが脱帽。

 ネット、うろうろ。

《 私は日本学術会議任命拒否を忘れない。菅前首相のやったことだ。許されないのは、学問そのものの否定のみならず、いまだにその理由が説明されていないことだ。 安倍さんも大概だったけど、菅さんを継いだ岸田さんは、侮辱罪を数を頼みに採決した。どう考えも危険な政権であることに変わりはないだろう。 》 立川談四楼
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1536917834395029504

《 岸田自民党が政治による学問研究の選別により更なる学術の衰退を招く「稼げる大学」法案を成立させた後に、その政府が日本の論文数が過去最低の順位となり「深刻」 であるという科学技術白書を「閣議決定」する矛盾。その衰退を招き、更に加速させようとしている張本人が、まるで他人事とは恐れ入る。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1536845225305395200

『飛鳥大和 美の巡礼』三(閑人亭日録)

 栗田勇『飛鳥大和 美の巡礼』新潮社1978年初版、「三 常世の国・黄泉の国」を読んだ。常世、黄泉、面白い。

《 もともと、世界観やイデオロギーは、一政府が、わずかな時代の期間に強制することによって、人人の情念を支配しきれるものではないことは、この度の世界戦争以後の 思想界の動きをみても明らかなことである。 》 43頁

《 一見、科学的合理的方法にみえても、文化の自律的運動をそれとして、生き矛盾した形のまますくいあげない傾向は、じつは、人間の精神的作業の領域を根こそぎ否定 する結果におちいっているのである。 》 43頁

《 世界イメージというとき、今日私たちは、日常的な生活を含む現世を思うが、古代人にあって、コスモスとは、当然のことながら、死と生の両者を含む世界でなければ ならなかった。なぜなら、生だけが世界なら、それは滅亡の一途をたどるだけで、農耕や誕生などの繁殖を保証するのは、むしろ、死と転生の構造でなければならなかった からである。 》49-50頁

《 しかし、いずれにせよ、死は、古代人の意識にあっては消滅ではなく、エネルギーと再生と豊穣をいみしていた。 》 54頁

《 つまり、古代日本に生きていた人々には、はっきりとしたイメージとしての世界が共同体のうちに生きていて、それを、たまたま手近な土地や岩や洞窟にあてはめたに すぎない。 》 55頁

 「四 浄土曼荼羅」を読んだ。勉強になる。

《 美的な存在は唯一のものなのである。 》 58頁

《 そして、なによりも、原画でしかえられないのは、触感というか、材質感というか、ふしぎな物の存在の手掛かりである。崩れ、剥落していても、それをも含めて かけがえのない質感というものを、私たちの感性は、まぎれもなく受けとめる。 》 60頁

《 だから、法隆寺の壁画が描かれた、その時代が、外来の影響で官能的であったとするのはあたらないのであって、むしろ、古墳時代から飛鳥時代を経て、洗練された 表現を仏像のうちに見出していった当然の経過ということができる。あえていうなら、そこに日本人の、仏教の受容にさいしての、汎神論的なアニミズムと、アニミズムの 根源にあるエロティシズムの傾向をみることができるであろう。 》 70頁

《 一般に、原始宗教的な時間の感覚は、繰返しみてきたように、四季の輪廻とそれにともなう、繁殖と死と転生という、植物や動物の自然のリズムのうちに、世界観を きずいてゆくので、歴史的な時間観とことなっていて、「永劫回帰」、すなわち、創造──破壊──運動──再創造というプロセスでとらえられるのがふつうである。 》  71頁

 梅雨入り。気温、20℃に届かず。

 ネット、うろうろ。

《 パパ活って父親になる準備のことかと思っていた。 》 津原泰水(やすみ)
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1536209081996034049

《 途方も無い馬鹿の巣窟ですね、今の日本の権力層。
  少子化に壁ドン、大学で弥生会計、抗原検査とPCR検査は同精度、結果の出る研究に資金、GDP改竄、選挙違反は黙認、財務省の公金横領も黙認、 でも老人が百円のパン盗難で逮捕。
  虚構新聞も逃げ出すレベル。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1536341192270417922

《 「アンリ・ベルクソン 時間と自由」/松岡正剛 》 松岡正剛の千夜千冊 1212夜
https://1000ya.isis.ne.jp/1212.html

《 「もし『物質と記憶』第四章のうちにsitusの論理の延長があるとするなら、それは想像力=構造力の機能をいわは痙攣させる持続以外のどこに、出来事の場所としての 運動以外のどこに、見出されるだろうか」(『ベルクソン 反時代的哲学』)これ、単純に行為に解消されてしまうわけでもない運動なんだろうな 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1535958942018605056
 藤田尚志『ベルクソン 反時代的哲学』勁草書房
 https://www.keisoshobo.co.jp/book/b606132.html

《 外的合目的性と内的合目的性についてカントが考えたことを、ベルクソンが敢えて恣意的に誤読するあたりについての藤田本の読みは鋭く、そしてここにまさに ライプニッツも絡んでくるのでこのあたり(p366〜367)はこの本の一つの勘所で、しかも進化の問題にも繋がるので米田本とも関わってくる。 》 清水高志
https://twitter.com/omnivalence/status/1535995351702081536
 米田翼『生ける物質 アンリ・ベルクソンと生命個体化の思想』青土社
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3688

《 他者は、ぼんやりと概念化される。日常もまた過ごし方によってはぼんやりと概念化される。概念は置換可能なので、簡単に上書きもされる。そのストーリーの解釈が 上書きされる。その新たな解釈はつねに恣意的なものなのだが、新たな視界と誤解されていく。「ぼんやり」の外部にしか新たな視界はない。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1536257337287004160

《 哲学研究者は、同じ一つの概念が、哲学者によって、微妙にあるいは大きく異なる意味を持つことを当然の前提としています。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1536305639391379456

『飛鳥大和 美の巡礼』二(閑人亭日録)

 栗田勇『飛鳥大和 美の巡礼』新潮社1978年初版、「二 飛鳥人の夢」を読んだ。この章も深い洞察と知見に満ちている。引用したい箇所が多すぎる。いや、私が無知 なのだろう。

《 そして古代の古墳は、エジプトでもわが飛鳥地方でも、明らかに死後の世界をイメージしている。そこには、死という絶対的な断絶ではなく、むしろ変化と考え、 かえって死の国の豊かさが夢みられていたのである。 》 26頁

《 それと同時に、宝物の埋葬は古代における宝玉や金銀財宝に対する考え方が、私たちとはまったくちがっていることを示している。つまり現世利益としての財を求めて いるのではない。もしそのようなものなら、それを用いて宝塔を建立することこそ意味があっても宝を埋葬しては仕方ない。財宝は、むしろ、その価値から、固有の尊さと して、いわば心情的高さ、豊かさを保証する荘厳として求められたのではなかろうか。 》 33頁

《 もしかりに、西欧古典主義時代の造形的特色ではなく、その古典的完成度への共感をみるとしたら、その高さは、もっぱら、じつは、わが国において創出され達成された ものに他ならないのを忘れてはならない。 》 36頁

《 つまり、信仰の側からいえば、造形は信という行為のプロセスであって結果ではない。造る側からいっても、それは、なによりも行為のシンボルであった。このことは 芸術行為が、今日、表現とか創造という言葉であらわされるように、あまりに結果としての作品に力点を置いて考えられていることの反映であって、じつは、芸術という ことが、もっとひろく、ある形式を産む精神的風土全体のなかの自己運動として理解されねばならないことを示しているのである。 》 39頁

 朝、マンガ家故つりたくにこさんの夫、高橋直行氏からメール。

《 ブラジル版、8月末に出るそうです。皇女六の宮の悲劇との書名で528ページのぶ厚さ。編集者のやる気をもろ感じる装丁です。乞う、ご期待。 》

 イタリア、カナダ(英語)、スイス(フランス語)と出版されてブラジルからも。こちらから売り込まないのに、海外から発見、注目、評価され、出版される。 日本の専門家はどうした? 明日が命日。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%81%93
 小原古邨は没後五十年余を経て初の回顧展(横浜・平木浮世絵美術館)。田島志一の審美書院は九十年ほど(京都・山崎書店)。北一明は没後十年。まだまだか。

 ネット、うろうろ。

《 【雑まんが】
  シン・「雨ニモマケズ」 》 滝季山影一@COMITIA新刊通販中
https://twitter.com/ETakiyam/status/1535966019893596161

《 素朴な疑問で、この国の行く末を左右する国政選挙投票日が1ヶ月を切ったのに、平日朝のニュースに取り上げられないって、本当に普通の国なんだろうか。 意図的に政治に無関心でいる様にあえて報道しないとしか思えない。
  #マスゴミ 》 ヌーちゃん Save Japan from自民党政権運動展開!
https://twitter.com/nuuchan/status/1536110828004356096

《 未だにアベノミクスの10年が成果の乏しい失敗で、世界経済で日本は大敗した事を認められず「金融緩和絶対継続!」を主張している人って、日中戦争から太平洋戦争の 8年間の最終盤になっても日本が碌な戦果を挙げられず結局大敗した事を認められず「戦争絶対継続!」を主張した人達と同類だと思います。 》 米山 隆一
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1535382586494574593

『飛鳥大和 美の巡礼』(閑人亭日録)

 栗田勇『飛鳥大和 美の巡礼』新潮社1978年初版、「一 弥勒の微笑」を読んだ。瞠目。四十年余書棚に眠っていたが、きょうをじっと待っていたようだ。
 京都太秦広隆寺の、国宝指定第一号の半跏思惟像から筆が起こされる。

《 美術とは、少なくとも、私にとっては「物」の世界との触れ合いであり、それは、私の意識という「言語」の世界との協力によって、私をして、私を越えた世界に 関係づけるきずなのように思われる。(引用者・略)私が、ものを視るというとき、私はものの世界の突端に立ち、目にみえぬ言語の世界が、そこであげるしぶきをあびて、 時空をこえた、巨大な構造のうちに参入しているのではあるまいか。 》 16-17頁

《 不幸にして、いま私は、神仏にたいする信仰の形成を持っていないが、しかし、美的体験というものが、ひたすら「もの」の存在を通じ、感性を通じて、ものと自我を 超えるとき、はじめて明らかとなる世界を意味しているとするなら、宗教的といわれても仕方あるまい。
  私は、先人の古典主義的教養による美的鑑賞が、あまりに主観的すぎて、ついには大衆社会への埋没を来たしたことを指摘した。いま私たちにとって、美とはむしろ、 個からの脱出であり、復帰すべき、確たる感性の秩序への参入であり、美は対象にあるのではなく、むしろそのものを通じての、美的空間体験ともいうべき共生の時間を 生きることにあるのをおぼろげながら知るのである。 》 17頁

 午前、源兵衛川の月例清掃へ。四人参加。気軽にゴミ拾い。談笑。帰宅。軽く汗。
 非公開にするツイッターが目につく。ならばツイッターをやらなければいい、と思う。ま、人それぞれだが。私はツイッターはやらない。このブログだけ。

 ネット、うろうろ。

《 「マイナンバー制度」という稀代の悪法を見逃した以上、「インボイス制度」はなんとしても阻止したい。 》 蔓葉信博🌿
https://twitter.com/tsuruba/status/1535842415760011264

《 繰り返しますが、国民主権や個人の尊重そして基本的人権の永久的不可侵性が「外から押し付けられたもの」だから変えたいという理屈に国民はもっと本気で怒って いいと思う…。 》 さかいとしゆき (Sakai Toshiyuki)
https://twitter.com/SakaiToshiyuki0/status/1535678469652336642

《 学校給食の無償化を求めると、「4400億円かかるので難しい」
  大学の学費半額を求めると、「財政の状況があり優先順位が…」

  ところが軍事費となると、財源の裏付けもなく気軽に倍増を主張し、アメリカにも「相当な増額」を約束。

  子育てや教育は、そんなに優先順位が低いのか。教育予算こそ倍増を! 》 山添 拓
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1535554484671496192

《 シンガポール、台湾、韓国、中国沿岸部は、経済的な豊かさでは、既に日本を超えている。(というか、日本が勝手に自滅した。)ヴェトナム、インド、インドネシア、 マレーシアに追い越されるのも10-20年だろうか。日本は明治維新以来、アジアを牽引してきたけど、その役割はこうして終えるのだろう。 》 m-take
https://twitter.com/takeonomado/status/1535894079086555137

一日一本の路線バス停(閑人亭日録)

 お風呂場の壁の白いタイルの目地の目につきだしたカビを洗剤で洗い流す。白タイルで連想したのが、北品川にあった旧原美術館の白タイル張りの小部屋。あれは どうなったのかな。
 https://bijutsutecho.com/magazine/insight/19057
 美術・芸術への情熱が薄れてきた気がする。味戸ケイコ、北一明そして深沢幸雄三者の主要作とみなす作品を入手し、K美術館で展示。上條陽子、佐竹邦子、白砂勝敏ら 現役作家の企画展。安藤信哉、小原古邨ら物故作家の企画展。意気軒昂でなきゃできなかった。十年ほど前、潮時と直感して閉館。美術館時代は気が抜けなかった。 だからこそ今ぼんやりできる、かな。・・・何もない静かなきょうが愛おしい。一日をぼんやりしている言い訳じみてきたなあ。
 http://web.thn.jp/kbi/
 いやあ、二十世紀初頭の審美書院の(豪華美術本の)極精細多色摺木版画に比肩する美術品に出合わなくなったせいだろう。
 晩、友だちが見ていたテレビ番組で、一日一本の路線バスを放送していた。三島にもあるぜい、一日一本のバス路線。国道1号線沿いに。幸楽苑三島南町店(三島市 南町 15-21)前の伊豆箱根バス バス停「白銀町(しろがねちょう)」。午前九時台に一本。田町駅行き。写真に撮ってある。それにしても、なぜ白銀町なのだろう。そんな地名は 三島市にはない。沼津市にはある。

 ネット、うろうろ。

《 安倍 菅 岸田

  3本の矢

  容易に引き返せない地獄の入り口 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1535250416610734080

《 #100日で再生する日本のマスメディア
  56日目 年金カット砲 》 なすこ
https://twitter.com/nasukoB/status/1535181469001588736

《 おとり広告を許さない😡

  #おとり広告
   #おとり広告てこれですか
   #おとり広告てこれですね

  なんの事だろうと調べたらこれでした。当日の広告だそうです。 》 💙💛平和 守💙💛
https://twitter.com/kazumori_taira/status/1534832491856465921

《 「全額」を「社会保障の充実に使う」と言って安倍政権下では消費税が2倍に増税されたが、生活保護基準は引き下げられ、介護施設の食費は倍増されて年金だけで 賄えない状態にされ、その年金も物価上昇にも拘らず減額され、高齢者の医療費窓口負担は2倍にされようとしている。この世に自民党は要らない。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1535181667584729088

《 日本は、というかこに場合自民党政権は、いろんな理屈つけてフリーランス増やして来た。ならば、フリーランスを守る仕組みも作らないとダメだろうと思う。
  それなのに、インボイス導入。
  安く働かせて搾り取る、働けなくなっても面倒もみない。まだ自由があるうちに、変えていかないと。 》 masaya 💙💛
https://twitter.com/masaya_es4/status/1535439987856265216

《 衆議院で議長不信任案と内閣不信任案が採決された。日本共産党はいずれも賛成。
  議長は自らのセクハラ疑惑を説明せず、岸田内閣は大軍拡と改憲へ突き進み、どちらも到底信任に値しない。
  議会で意思表示できるのは議員だけ。その機会を行使することは国民への責任ではないか。 》 山添 拓
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1534885250085847040

免許返納(閑人亭日録)

 友だちの免許返納に三島警察署へ同行。事故に起こす前に返納したほうがいい。私なんざあ運転免許を取得したことがない。無免許で運転(例えば私有地で)したことも ない。ハンドルを操作したこともない。アクセルもブレーキも知らない。ないないづくしなので、女性の運転(付き合い方)もアチャー、なんだろうね。 所持している免許のたぐいは調理師免許くらい。そういえば、美術には免許がない(あるのかな?)。あるとしたら私は無免許で美術エッセイを書いて原稿料を得ていた。
 それにしても警察署と病院はずいぶん似ている。慣れずに戸惑い気味の来訪者。受付窓口のテキパキとした女性たち~立入禁止区域等々。
 タクシーを呼んで三嶋大社へ。宝物館ギャラリーでの写真家岡部稔さんの作品を見る。掌に乗るワイアー・スケッチ(鉄線オブジェ)と絵葉書を購入。

 ネット、うろうろ。

《 ええぞ、ええぞ。俺たちはパソナに怒っている。 》 白井 聡/Shirai Satoshi
https://twitter.com/shirai_satoshi/status/1534921306742747136

《 稀に「そのアイデアは〇年前に俺はすでに考えてた」「〇年には俺がよく主張していた」と言う人がいるが、その人達はアイデアを形にする行為の重要性を甘くみてる
  手を動かせ。1000の発想のうち絞って絞ってまず1つ作ってテストし出てくる課題を乗り越えろ。その先に行った者に見れる景色に価値がある 》  吉藤オリィ@寝たきりの先をつくる
https://twitter.com/origamicat/status/1534858037772488704

《 大企業は現預金も含めて過去最大の内部留保を形成しているが、労働者は25年前に比して100万円超も所得中央値が下がっている。この30年、本来負担されるべきだった 法人税収はマイナス300兆円で、低所得者ほど重い負担になる消費税収はプラス400兆円。前近代の税制と何も変わらない。自民党はおかしい。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1534741155476144128

《 これらの岸田政権の重大なコロナ失政を私は二度も予算委で取り上げている。岸田総理らも事実関係は全部認めている。

  なぜ、それを新聞や民放は報道しないのか。

  にもかかわらず、立憲の不信任決議案を揶揄する報道を行っている。

  日本のマスコミは本当に危ないレベルまで劣化しているのではないか。 》 小西ひろゆき参議院議員
https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1535114237185765376

《 本日の日本のテレビ状況。

  自国の元総理大臣の不正疑惑が再燃し、国権の最高機関である衆議院の現職議長のスキャンダルが複数発覚した国のテレビとは思えない。サントリーホテルニューオータニ細田博之の名がどこにもない。

  ロシア国営テレビの検閲がどうしたとか、出演者が語るのは失笑もの。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1534812284442542081

《 検察より、赤旗東京新聞のほうが捜査能力高いということが実証された。 》 中野 昌宏
https://twitter.com/nakano0316/status/1534798207678435329