2007-10-24から1日間の記事一覧

夜の思索者

神奈川県立近代文学館で「埴谷雄高『死霊』展」が催されている。「死霊」は「しれい」と読む。昨日話題にした福永武彦「夜の三部作」と同時代に書き続けられていた小説だ。夜が同じように重要な位置を占めるけれども、内容の深さと広がりは「死霊」のほうが…