2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

梅雨の晴れ間

なんか凄い夏空。 何年か前、グラウンドワーク三島の事業地を案内した新宿区議会議員小野きみ子女史からずっと区議会報告が届いている。昨日届いた報告の大見出し。 「70才の挑戦は、大変きびしい選挙となりましたが、五期目の議席をお預かりすることがで…

身震いする八月

いかにも梅雨の天気が続いている。今朝方小雨が降ったので徒歩で来ると、厚い曇天は薄雲りから晴れ間に。でも富士山のほうは分厚い雲に蔽われて白い壁のよう。 何もかもが白い靄のなかで動いているような日々だ。時間はすっ飛び、空間はずれてゆき。混沌〜カ…

詩とファンタジー

山崎正和「アルスの復活」(「文明の構図」文藝春秋1997年収録)を再読。何度目かの再読。読むたびに新鮮な印象を受ける。K美術館を始めるにあたって力強い励ましになり、その後は信頼に足る判断基準ともなった。優れた論文なので、短い引用では要点が抜け…

芸術〜アート

トーキョーワンダーサイト本郷で七月七日から催される「0コレクションによる空想美術館」の案内文から。 第2室である今回のテーマは「デザインと魂」です。この展覧会は赤瀬川原平による小論の一節、 「・・・かつて芸術といわれたものがいまはアートとい…

人生

昨日はブックオフ三島徳倉店へ行った。加納朋子「沙羅は和子(わこ)の名を呼ぶ」集英社1999年初版帯付、梨木香歩「家守(いえもり)綺譚」新潮社2004年初版帯付、ガルシーア・ロルカ「血の婚礼」岩波文庫 2000年2刷、計315円。その後小雨がぱらついたので自…

休館日

午前中に美術館へ来て雑用を片付ける。さて、午後はどこのブックオフへ行こうか。……情けない休みだなあ。

展覧会

昨夜の送別会には十数人が参加。午前二時一足早く帰宅。今朝、疲労の蓄積を実感。こうして人生の下り道を降りてゆく……。 自宅には銅版画家の艾沢詳子さんからの個展( ギャラリー・トモス)案内状が届いていた。艾沢さんのアトリエは札幌市北区。送別会の女…

惜別

萩原朔太郎の詩集「青猫」1923年刊の「序」から。 「詩はいつも時流の先導に立って、来(きた)るべき世紀の感情を最も鋭敏に触知するものである。されば詩集の真の評価は、すくなくとも出版後五年、十年を経て決せられるべきである。五年、十年の後、はじめ…

もの派

昨日の毎日新聞夕刊に北京で開催中の「もの派とは?」展について峯村敏明の記事。 「中国の現代美術は、単純化して言えば、天安門事件後の地下活動でそれまでの公認社会主義リアリズムの絵画からいっきょに秩序攪乱的な身体表現へ、そしてシニカルなポップ絵…

激震 昨日の毎日新聞夕刊、「遺跡の現在形」は「城久遺跡群(鹿児島県)」。「本土も沖縄も大ショック」と目を惹く見出し。奄美大島の東に位置する、サンゴ礁が隆起してできた喜界島。人口約八千人の小島で、03年にトンデモナイ遺跡群が発見された。「8世紀…

二十年

ブックオフ長泉店で七冊。玉城康四郎現代語訳「正法眼蔵 1〜6」大蔵出版1994年初版帯付、1995 年2刷帯付、「色のイメージ事典」同朋社1991年初版、計735円。「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」全六冊揃い新品同様は嬉しい。なにせ一冊定価4500円だから。…

来客

昨晩、本を読むかと気分を入れ替えた午後七時、知人が34歳のフランス人男性、23歳の女子大生、18 歳のアルバイト嬢を連れてくる。初対面の挨拶もほどほどに、18歳の女性を連れて近所のスーパーへ食料と酒の買出し。アーダコーダ語り合って午前零時お開きに。…

休館日

正午起床。昼食後美術館へ。展示品を入れ替え。午後四時半、絵の展示だけ終えた。きょうはここまで。一人なので何ものにも煩わされずに集中できる。心地よい時間だ。

幸運であって英知ではない

昨日はブックオフ長泉店で新書文庫半額セール。半額棚から佐藤信夫「わざとらしさのレトリック」講談社学術文庫1994年250円、105円新書棚から太田忠司「維納(ウィーン)オルゴールの謎」祥伝社ノンノベル1994年、文庫棚から泡坂妻夫「花火と銃声」講談社文…

静岡県立美術館

朝いつもの時間に家を出て、きょうは各駅停車でJR草薙駅へ。そこからバスに乗り静岡県立美術館で下車。運賃は三島駅〜草薙駅が950円。バス代は100円。ここは初めて。早く着いたので周囲の鬱蒼とした林の道を散策。林間を吹き抜ける風が心地よい。隣の中央…

500円

昨夜は録音済みのカセットテープから「サマータイム」「セントルイス・ブルース」「セント・ジェームズ病院」などの名唱名演を自分で編集したものを聴きながら岩田眞光歌集「百合懐胎」書肆季節社1991年を読んだ。「セントルイス・ブルース」はベシー・シミ…

梅雨入り

昨日午後二時から六時まで来館者の話を聞く。きょうは午前十時から午後一時まで来館者の話を聞いた。昨日は帰宅後、クラブツーリズムの新人研修、静岡大学生らの視察行程の打ち合わせ。午後九時からはテレビ東京の二時間ドラマを視聴。合わせ貝がダイイング…

25歳

昨夕は閉館後に知人の車で隣の長泉町のコミュニティホールでの絵画愛好家のグループ展へ行った。二点面白い油彩画(十ニ号)があった。愉快な絵と聞いていたが、たしかに。群れている十匹ほどの子豚が描かれているだけど、その構成といい、前面に広がる地面…

世間遺産・トマソン

ブックオフ長泉店の105円棚に少し欲しい本が何冊かあるけど「少し欲しい」ではダメダメと出口へ向かう。と、最近設置した105円児童書のもってけワゴン台にほるぷ出版の復刻本シリーズがゴロゴロ。とりあえず確認のため手に取る。その「復刻 世界の絵本館─オ…

休館日

午前九時から十一時過ぎまで東京農工大の学生四人を、源兵衛川と境川・清住緑地へ案内。朝の雨が上がって清清しい気分。デジカメでやたらに撮りまくっている。それほどに興味を引かれる場所があったということか。鰻屋へ案内して別れる。やれやれ。疲れて、…

「美の震源地」

雑事が続いて読書がままならない。「カラマーゾフの兄弟」はいつ読了するやら。きょうはまだ第一部。 「理性には恥辱と映るものも、心にはまったくの美と映るんだからな。ソドムに美があるだろうか? 本当をいうと、大多数の人間にとっては、ソドムの中にこ…

緑色・グリーン

昨夜九時過ぎ、知人から呼び出しの電話。自転車で二十分ほど行ったところで待ち合わせ、エスニック雑貨店 TEKE TEKE の女主人の自宅へ案内される。彼女のご亭主はオーストラリア先住民の楽器やペルーの箱型の楽器などを器用に演奏してみせてくれる。ほお〜。…

仕事? 遊び?

昨晩は自宅に25歳の男、32歳の女性、56歳の男と私の四人が初めて集い、車座になって床に食器を置いて食事しながらアーダコーダと歓談。当然音楽は気分しだいでCDを変える。好評だったのが、イギリスのレゲエ詩人リントン・クウェシ・ジョンソンの25周年ラ…

俳句? 目が廻る

大分市の御沓幸正氏から「御沓幸正作品集」なる冊子を恵まれる。短歌・俳句と連句。 「俳句は以前、名古屋豆本から『ヒッチ俳句』として出版したものを中心に選んでみました。」 私の好みを選出。 中年のすててこし日や暑さかな 青くても葉ばかりながら唐辛…

B級絵画展

富士宮のB級グルメの祭典B−1グランプリにヒントを得て「B級絵画展」ってどうだろう、と知人が提案。しばし思案のふりの後「無理だろうね」と返事。絵を描いている人たちは、その殆どが自分の絵をファインアート(一級の絵画)と思っているか、そうありた…

「江戸狂者傳」

一昨日の毎日新聞を読んで気になった本が中野三敏「江戸狂者傳」中央公論新社。三浦雅士評。 「並べられているのは、増穂残口(ますほざんこう)、志道軒、百菴(ひゃくあん)、大我、龍草廬(りゅうそうろ)、釈蘭陵、服部蘇門、大江文坡(ぶんぱ)、天愚、…

休館日

昼前にブックオフ函南店へ自転車で行く。池田満寿夫「エーゲ海に捧ぐ」ケイエスエス1998年、岩田眞光歌集「百合懐胎」書肆季節社1991年サイン入り、山田正紀「ミステリ・オペラ」早川書房2001年帯付、堀辰雄「風立ちぬ」岩波版ほるぷ図書館文庫1975年、チェ…

臨時の川掃除

人の年齢ほど判断を間違えるものはない。昨日K美術館で会った女性は二十代後半だと思っていたら、今朝三十代後半だと教えられた。あれまあ。二十代半ばから四十歳前半の女性の年齢測定は、お手上げと自認するしかない。夜目遠目というが、昨晩のほたるまつ…

ほたるまつり

昨夜十周年を自宅で一人祝うのもなんだかなあ、で、出かけようとしたら驟雨。遣らずの雨か。別に感慨もないけど、K美術館、よくぞ一人で十年やってきたとは思う。知人女性からメール。 あれから、ボイス・キューも10年の節目を迎え おかげさまで、長いお…

拡大するジャズ

昨日の毎日新聞夕刊に音楽家キップ・ハンラハンKip Hanrahanのインタビュー記事。来日してたのか。知らなかった。来日公演に行くかと聞かれれば……行けないと答えるだろう。 「僕はいつも怒ってる。社会から疎外されていることへの怒りとかフラストレーション…