2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サルサ

「ニューヨークで生まれた新感覚のラテン音楽、サルサ」 「もともとラテン音楽の世界ではダンサブルな演奏というような意味で使われていた言葉だが、一つの音楽的ムーヴメントを指してこの言葉が使われたのは初めてだった。このサルサという命名を受けて、70…

SALSA

テケテケママが貸してくれたフランス映画「SALSA」のDVDを視聴。 「キューバに憧れ、ラテン音楽に魅せられたクラシックピアニストの情熱的な恋を描くラブストーリー。」 予想通りのベタな筋書きで、それがツマランかというとそうではなく、カリブ海…

遊歩者

昨日の毎日新聞朝刊、鹿島茂「引用句辞典 不朽版」のお題は「遊歩者」。見出しは「21世紀の盛り場は年金生活者の目でつくれ」。その結び。 「現にパサージュ的に盛り場としてにぎわっている神楽坂や神田神保町をイメージの核に取り込まなければならないので…

踏切好古

昨日帰りがけにブックオフ長泉店へ寄る。二階堂黎人「稀覯人の不思議」光文社カッパノベルス2005年初版帯付、奥野良之助「金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる」平凡社ライブラリー2006年初版、佐々木丸美の創元推理文庫、館三部作「崖の館」2006年初版…

5月26日(月) 休館日

午後、知人と特種製紙の博物館Pamへ。ウチの展示物は無駄にクオリティが高いけど、Pamは容物(建物)が無駄にクオリティが高い。維持費大変だろうなあ。

撮影

午前九時半、三島駅前でテレビクルーと待ち合わせ。三島の水辺を巡る。お昼過ぎまで同行。それから美術館へ。天気がよくて撮影向きだけれども、暑い。

青春のマンガ

夏目房之介「青春マンガ列伝」マガジンハウス1997年を読んだ。同い年、同時代を生きてきているので、ひとつひとつの場面でヒリヒリした痛みの共感に襲われる。 「ジャズ→黒人革命→第三世界革命という、何だか連想ゲームのような観念連鎖が反権力的な学生たち…

枯れたオヤジ

昨晩、ホタルを観に行くはずが自転車は反対へ向いてブックオフ三島徳倉店へ。安岡章太郎「水の神様」講談社1980年初版函付、「アート・ギャラリー クリムト」集英社1987年8刷帯付、本格ミステリクラブ・編「本格ミステリ04」講談社ノベルス2004年初版、西…

カレセン

「哀愁漂う枯れたオヤジがたまらなく好き――。こんなカレセン(枯れたオジサン専門)」 という記事。 魅力的な枯れオヤジの条件は以下の通りだ。 ひとりの時間を持て余さない。 路地裏が似合う。 ビールは缶より瓶。 ペットは犬より猫が好き。 ひとりでふらっ…

その名が轟く

轟夕起子という女優がいた。スクリーンの彼女に魅了されてその生涯を探究している男性がいる。彼が生まれる前に亡くなっている人だけど。その山口博哉氏は2004年に「女優 轟夕起子の生涯」というA4版145頁の研究書を自費出版された。その一冊を先だって恵…

5月19日(月) 休館日

昼食前に四の宮川で一時間ほどホタルの餌のカワニナを採取。三島ゆうすい会会長宅へ届ける。喜ばれる。 昨日の毎日新聞書評欄、丸谷才一「蝶々は誰からの手紙」マガジンハウスへの中村桂子評。 「『読書といふ快楽への誘惑者として最高の人』として紹介され…

5月20日(火) 企画展初日

昨夕は久しぶりに近所の古本屋へ。井上ほのか「アイドルは名探偵」講談社X文庫1988年2刷、戸板康二「才女の喪服」河出文庫1987年初版帯付100円、森有正「遙かなノートルダム」角川文庫1983年初版帯付120 円、計270円。 それから現像を依頼してあった写真を…

 平和な水辺巡り

英経済誌コノミストの「世界平和度指数」2008年度版。世界140カ国について戦争内紛、暴力犯罪、政治的安定性、テロ発生の潜在性など24項目を数値化して比較。 一位 アイスランド 二位 デンマーク 三位 ノルウェー 四位 ニュージーランド 五位 日本 49位 イギ…

下調べ

昨晩は某テレビ局の若い女性ディレクターを、源兵衛川のホタルへ案内。初めて見るという。 午前9時から午後5時過ぎまで、昨日の若い女性ディレクターの番組制作の下調べに同行。というか、絵になる水辺風景を自転車でぐるぐる案内。一巡りして美術館で彼女…

ホタル倍増

昨夜もホタルを観に行く。10匹ほどが明滅している。このあたりは年末の生コン流出事故の影響が少なかったようだ。自転車をブックオフ函南店まで走らせる。北森鴻「桜宵」講談社文庫2007年6刷、樋口有介「木野塚探偵事務所だ」創元推理文庫2008年初版、計21…

ホタルの季節

昨夜、源兵衛川中流でホタル三匹確認。4日に見たという知らせがあったけど、その後の寒さで羽化は止まっていたみたい。 若きには若き老いには老いのいろ 蛍のあかりわれに近づく 伊藤一彦 展示中の荒木哲夫の銅版画、私の「ひとこと」を読んで、「まあ、言…

展示替え・続き

展示替え終了。やれやれ。五十七歳、足腰疲れ増すわ。 足湯してはつかににじむ湯のおもて五十七歳うつしみの脂 坪野哲久 本屋で佐々木丸美「水に描かれた館」ブッキング2008年初版帯付を受け取る。味戸ケイコさんの表紙絵のために買う。読むかなあ。 ブック…

展示替え

朝は雨。昼には晴天。りんご箱をまた日干し。展示替え。どの絵を展示するか、どのように並べるか、楽しい悩み事。来館者の相手をずっとしていたので、展示だけで終える。 ブックオフ長泉店で四冊。犬養孝「万葉十二カ月」新潮社1983年初版帯付、草下英明「星…

5月12日(月) 休館日

三島梅花藻の里の雑草を少し抜いたり、源兵衛川の三島梅花藻の手入れをする。 数日前イトーヨーカドーで気に入ったショルダー兼用バッグを見つけ、昨晩輸入盤CDの代わりにそれを買う。一目惚れのバッグはやはりいい。4800円也。

お日様こんにちは

お昼前に味戸ケイコさんから、私が昨日郵送した「わたしのいもうと」の原画九点が無事届いたと電話。やれやれ。東広島市立美術館で展示するため。ある挿絵の注文について相談を受ける。 水洗いしたりんご箱が雨模様の天気で乾かなかったけど、やっと乾いた。

地元民は知らない

三島市内の河川一斉清掃で源兵衛川へ。ホタルやホトケドジョウのために、草などをなるべく採らないようにお願いしてまわる。 静岡新聞連載、酒井忠康「美術本の一隅」は「エミル・ベルナール著『回想のセザンヌ』(岩波文庫」。 1904年、著者はセザンヌ(183…

知らない

お隣の閉店したお店からもらってきた古いりんご箱は8箱。雨の小止みをみてせっせと水洗い。それにしても、りんご箱を若い人は知らない、とは気づかなかった。アナログレコードプレーヤーを知らないのと同じだ。世代の差をつくづく感じる。昭和は遠くなりに…

知らない

お隣の閉店したお店からもらってきた古いりんご箱は8箱。雨の小止みをみてせっせと水洗い。それにしても、りんご箱を若い人は知らない、とは気づかなかった。アナログレコードプレーヤーを知らないのと同じだ。世代の差をつくづく感じる。昭和は遠くなりに…

りんご箱

来客の応対で一日が暮れる。隣の店からりんご箱をもらって磨く。

翳り

きょうも良い天気。上天気すぎて心が翳る。 翳りゆく山に向かひ山立てリたとへば男二人の別れ 太田二郎 昨日、若き日の旅で知り合った知人から、その旅の知人女性の訃報。しばし追憶に耽った。五十歳を越えれば毎年誰かが鬼籍に入る。 朝、知人女性が、源兵…

物語

幸田露伴「二日物語」を読む。雅文調の文章が読みにくいが、鬼気迫る前半の「此一日(このひとひ)」、哀切万感に迫る後半の「彼一日(かのひとひ)」。「彼一日」のほうが、定評どおり優れていると見た。 雅文といえば今年は「源氏物語」出現千年どか。毎日…

5月 5日(月) 休館日

幸田露伴「連環記」を読んだ。 「一体女といふものほど太平の恩澤に狎されて増長するものは無く、又険しい世になれば、忽ち縮まつて小さくなる憐れなもので、少し面倒な時になると、江戸褄も糸瓜も有りはしない、モンペイはいてバケツ提げて、ヒョタコラ姿の…

五月の空

昨日は小雨交じりだったけど、きょうはおだやかな良い天気。昼、知人の車に同乗してブックオフ三島徳倉店へ。知人は何冊も手にしているけど、私は何も無し。幸田露伴に「書を売って書斎のすいた寒さかな」という俳句があるけど、我が家の本棚はちょうど満杯…

みどりの日

富士山は、降った雪で残雪部分が分厚い純白に。初夏の陽光を受けて地肌の青と好対照なまぶしい白。木々の初々しい若葉は伸び盛りの青葉へ。青葉繁れる。 クレマチスの丘の木村圭吾美術館が無くなったと聞く。ネットで検索すると、3月25日をもって閉館。た…

憲法記念日

「日本国憲法」講談社学術文庫を読む。まず前文から。 「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」 「われ…