2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

強気に狂気

自宅では柴田武「常識として知っておきたい日本語」幻冬舎文庫がサイドテーブルにある。美術館受付のサイドには筒井康隆「狂気の沙汰も金次第」新潮文庫。どちらもちょっとした暇に拾い読みする。前者にはおかしみがあり、後者には苦笑がある。後者から「人…

値下げに興奮

K美術館の近くはいつの間にかマンション激戦区に。ついに値下げする物件も。朝刊折込広告。ここから徒歩五分ほどの新築マンション。 3180万円→2550万円 3160万円→2530万円 2740万円→2190万円 2380万円→1900万円 美術館北隣の雑貨食料品店が昨日から取り壊し…

パシャパシャ

午前中は三島市立徳倉小学校の児童七十人ほどの源兵衛川体験学習に同行。上流部では子どもに川に入ってせいせいと水遊びをさせる。パシャパシャ賑やか。転んでびっしょりになる女の子も。無事終了。やれやれ。 内田樹・鈴木晶「大人は愉しい」ちくま文庫を少…

ネット作家

朝、知人女性からメール。フジテレビ「めざましテレビ」で「平成の名水百選」の源兵衛川が紹介された、と。嬉しい知らせ。 昨日買った内田樹・鈴木晶「大人は愉しい」ちくま文庫の 内田樹2002年の文。 「どんな思いであれ、それを受信し共感してくれる人がど…

明太子、へちま

昨晩、グラウンドワーク三島事務局で英語版パンフレットの校正をしていたとき、同席の女性と海外旅行の話になった。カナダで前菜を注文したら量が多くて二人でも食べきれなかったという。すかさず私は、静岡新聞月曜日朝刊の連載、塩野七生「イタリアに住む…

6月23日(月) 休館日

雨でも出歩く。沼津市にある冨士家という昔ながらの製パン店を知人に案内される。訪ねたかった店。ごく普通のパンが平台に並んでいる。食パン、コッペパン、アンパン、メロンパンなどなど。ごく普通に製造しているけど、それがいい味わい。安心パン。 夜はグ…

インタビュー

インタビューされるのは苦手。ほとんどされたことがないから苦手。午後はそのインタビューを受ける。静岡県の有線テレビ放送の25分番組なのでけっこう永い。一発撮りでOK。KOだあ。味戸ケイコさん、北一明氏の作品をじっくり撮って午後四時過ぎ撮影終…

雨でも歩く

朝からの視察は雨で延期。雨でも歩いて美術館へ。午後は土砂降り。お散歩取り止め。 昨夕、帰りがけに本屋で佐々木丸美「夢館」ブッキング2008年初版帯付を受け取る。これで味戸ケイコさんの表紙絵による佐々木丸美本十七冊全てを購入。 毎日新聞昨夕刊一面…

雨を歩く

朝から東京農工大の学生ら70人ほどのグラウンドワーク三島実践地の視察研修に同行。午後四時過ぎ美術館へ。ふう、疲れたあ。

霧雨

朝から霧雨。肌にじっとまつわりついてくる湿気。いかにも梅雨。 昨夜本棚からわかぎえふ「女体の神秘」講談社を抜いて、買った姫野カオルコ「コルセット」新潮社を入れた。女体の神秘・コルセット。なんかエッチな感じ〜。抜いた「女体の神秘」の置場所を探…

カワイイ和風

昨日取り上げた山口昌伴「和風探索 にっぽん道具考」の便器。 「女性の小用がしゃがみ式が正しいとされたのは近代日本のセンスで、欧米も含めて立ちしょんのほうがむしろ正統であった。」 へえ〜。そしていまや「トイレ空間全体がその家の女性支配者の手芸展…

和風探索

山口昌伴「和風探索 にっぽん道具考」筑摩書房1990年を読んだ。座蒲団、火鉢、炬燵、踏み台、卓袱台、畳、鯉幟、鏡台、針箱、障子、襖、蚊帳、簾、縁台、風呂敷、柳行李、箪笥、あかり、電灯笠、便器、瓦、垣根、箒、注連縄の、ちょっと昔にはどの家庭にもあ…

6月16日(月) 休館日

一昨日、吉川潮「完本・突飛な芸人伝」河出文庫を買い、昨日はその本で取り上げていた月亭可朝「真面目ちゃうちゃう可朝の話」鹿砦社を見つけた。楽しい連鎖反応だ。前者から月亭可朝の話題を。著者と野球賭博で逮捕された可朝が、警察に逮捕された芸人を数…

マツダ、ツァラトゥシュトラ

毎日新聞15日の書評欄、青木健「ゾロアスター教」講談社選書メチエの、山崎正和評。 「昔、『マツダ・ランプ』という商標の電球があった。マツダがじつはアフラ・マズダーのことであり、異国の光の神の名だということくらいは、少数の日本人は知っていた。」…

濃紺

ご近所からいただいた数株の菖蒲(あやめ)。いただいた晩にはしっかりした蕾で咲くのかなあ、と危惧したけど、翌朝には全面開花。早! これでは早く散るだろうと思ったけど、意外にしぶとい。日本女性のようだ。菖蒲は燕子花(かきつばた)に似ている。とい…

ハチャメチャ

山田風太郎「人間臨終図鑑」、辛気臭いというので引用中止。代わりに吉川潮「完本・突飛な芸人伝」を。 「総勢20名、ハチャメチャ芸人の武勇伝」 とは裏表紙の惹句。愉快痛快苦笑仰天の連続だ、たしかに。題目から。 借金のタンゴ──月亭可朝 究極の貧乏──祝…

白と黒

昨晩、ブックオフ三島徳倉店で二冊。山田風太郎「人間臨終図鑑 (I、III )」徳間書店1996年初版帯付、計210円。 ブックオフ長泉店で二冊。吉川潮「完本・突飛な芸人伝」河出文庫2006年初版、クレア・キップス「小雀物語」小学館ライブラリー1994年初版、計2…

雨の水門

朝から雨。岡山県備前市で水門を閉め忘れて海水が田畑に流入というニュース。松平修文の短歌。 少女らに雨の水門閉ざされてかさ増す水に菖蒲(あやめ)溺るる 安藤信哉のご遺族からスケッチ帳やデッサンがどさっと届く。ひとつひとつ点検していて、見事な線…

やさしさのかたち

来月の企画展(味戸ケイコ特集)のキャッチコピーと案内文ができる。キャッチコピーの第一候補は「やさしさのかたち」。第二候補はヒミツ。案内文もヒミツ。知人の女性商業デザイナーが味戸ケイコさんの絵に惚れてチラシとポスターを制作してくれている。そ…

6月 9日(月) 休館日

雨がざあざあなのでお昼近くまで惰眠をむさぼる。 昨日の毎日新聞読書欄、池内紀「出ふるさと記」新潮社への井波律子評。 「本書は、文学者の『ふるさと』からの離脱と、その創作との微妙な関わりに着目した評論集である。」 対象とされる作家・詩人は十二人…

晴れ間

出かける前に四の宮川へ行き、カワニナを採取。三島ゆうすい会 会長宅へ届けて美術館へ。美術館へ着いたらグッタリ。若くはない。 午後、知人女性の新しいアトリエを訪問。40号ほどの描きかけの二枚を拝見。淡い色調がいい雰囲気をかもし出している。これ…

衝突

午後、源兵衛川の清掃へ。水の苑緑地・かわせみ橋で待っていると、犬の散歩をしていた山口氏が「テレビを観ましたよ」と。いろいろな人から「フジヤマTV」を観たと声かけられる。照れくさい。山口氏からトックり蜂の巣を教えられる。実物は初めて。見上げ…

「フジヤマTV」

昨晩のNHK静岡「フジヤマTV」は、私もバッチリでていた。なんか恥ずかしいキモチ。商業デザイナー内野まゆみさんの娘さんに仕上げてもらった 絵地図が好評。ダウンロードもできるとは。しかし、ホタルの時期とホタルまつりが間違っている。ホタルは五月…

地下水・湧水・河川・用水

「平成の名水百選」のリストを見ると、名水は地下水・湧水・河川・用水の四種類に分類されている。用水は、福井県、山口県と静岡県の源兵衛川の三つだけ。 「一方、生活雑排水が流れ込むドブ川から住民活動でホタル舞う清流が戻った静岡県三島市の源兵衛川も…

平成の名水百選

源兵衛川が環境省選定「 平成の名水百選」に選ばれた。市民と企業が協働してどぶ川をホタル飛ぶ川に再生させた功績が評価された。「源兵衛川を愛する会」会員として嬉しい知らせだ。 NHK静岡放送局の女性ディレクターから電話。明晩放送の「フジヤマTV…

梅雨の晴れ間

虫歯には子どものころからずっと悩まされてきた。美術館を始めてからは、それまでの甘味処の仕事とは違って甘いものには縁がないので、虫歯に悩まされることが激減した。先だって奥歯が痛んだけど、これは虫歯ではなく、疲れからくる痛みと判断して養生して…

6月 2日(月) 梅雨入り

休館日。ブックオフ三島徳倉店で二冊。早瀬乱「三年坂 火の夢」講談社2006年初版帯付、マーサ・グライムズ「『五つの鐘と貝殻骨』亭の奇縁」文春文庫1991年初版、計310円。 雨の降り出した午後、佐野美術館の明治の七宝展へ。驚嘆すべき作品だ。恐るべし、明…

貸し出し

午前、沼津信用金庫から二人が来館、安藤信哉作品17点を借りてゆく。ぬましんストリートギャラリーに展示するため。 昨日の明治の七宝展出品の多くは、京都の清水三年坂美術館からの借りもの。そこのパンフレットから。 「しかし、明治以降、廃刀令がださ…

11周年

きょうで開館11周年。沼津市の書家松本竹志氏から楽しいお知らせ。中国の博物館が入場無料になったと。それで、どこも満員御礼を超えて入場制限しているとか。氏は先だって訪れた西安だけだと思っていたら昨夜、中国の張得蒂女史と話して全国だと知った。…