2010-02-20から1日間の記事一覧

晴天

堀江敏幸「河岸忘日抄」新潮文庫2008年初版を読んでいる。フランスの水路に係留されている船を借りて住んでいる中年の日本人独身男性の静かな日常を淡々と描いた小説。≪霧のなかで自分の視力はどこまで届くのだろうか、と彼は独語する。まったく届かなくても…