2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5月30日(月) 休館日

晴れてきたのでブックオフ函南店へ自転車で行く。宇月原晴明『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』新潮社1999年初版、大倉崇裕『オチケン!』理論社2007年初版帯付、笠井潔『三匹の猿』ベネッセ1995年初版、太田忠司『黄昏と言う名の劇場』講談社文庫200…

違い/外れ

開館前に近所のホームセンターで防湿財を購入。うっかり買い忘れていた。残りは数箱。間に合った。「まにあって」の最初の変換は「マニアって」だった。昨日の「笠井潔」は「火災潔」、「太田忠司(ただし)」は「おおたただし」からだと「太田正」になるの…

AM10:02

雨なので昨日につづいてバス。車窓から眺めていて気づいたこと。道沿いのオートバイ店の営業時間。《 AM10:02〜PM8:00 》 なんと微妙な。ちなみに英語では10:02amと表記するらしい。テレビ東京のある番組ではこの順で表示されていた。さす…

まっくら

本棚から森崎和江・著/山本作兵衛・画『まっくら─女坑夫からの聞書き─』現代思潮社1970年初版、上野英信『地の底の笑い話』岩波新書1967年初版を取り出す。後者にも昨日話題の「世界記憶遺産」になった山本作兵衛の絵が挿絵として使われている。四十年余り…

花言葉

昨日のホックが外れる問題に関して、昨夜の教育テレビ『きれいの魔法 ブラ選びで美バストに』を視聴したけど、これは話題にならなかった。ブラジャーの装着次第でこれほどに胸の形が変わるとは、魔法だ、詐欺だ。眼福。 毎日新聞昨夕刊、鈴木英生「論の焦点 …

たゆまず

昨日取り上げた荻野アンナ「ブリューゲル、飛んだ」で、あるあると共感した箇所。《 別れても好きな人、ではないけれど、読まなくても好きな本というのはあるものだ。》 しかし、彼女が原発推進に一役買っていたのを知り、ガッカリ。政治思想の違いでは著作…

散逸する運命

晴天。山帽子、梅花空木のまぶしい白い花。富士山は白雪が少し増えた。 荻野アンナ『ブリューゲル、飛んだ』新潮文庫1993年初版を読んだ。《 今夜のBは堅い本を読む元気がない。虚しく楽しいものを読みたい、虚しく楽しくただ心地良いだけの絵を描く気分に…

5月23日(月) 休館日

近所の古本屋北山書店で四冊。巌谷大四『文壇ものしり帖』講談社文庫1986年初版帯付150円、重森完途『庭の美しさ』現代教養文庫1961年10刷100円、獅子文六『自由学校』角川文庫1963年3刷150円、モリー・ハードウィック『悪意の家』現代教養文庫1992年初版帯…

解放・追放

昨日購入の獅子文六『自由学校』角川文庫1963年3刷の表紙は、宮田重雄 の絵。いかにも戦後という絵だ。これに惹かれて買ったようなもの。『獅子文六全集』1968年付録月報2、飯沢匡(ただす)「獅子文学の新しさ」から。《 このごろ芸術が専門化する傾向が強…

病いで亡くなる

私の常識と来館者の常識の隔たりを痛感、展示中の銅版画の服部まゆみさん、水彩画の木葉井悦子さんの説明に必要な 著作を自宅から持ってくる。服部まゆみさんの横溝正史賞作『時のアラベスク』角川書店1987 年と没後ご主人の出版された小冊子2007年そして木…

病い

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。グリン・ダニエル『ケンブリッジ大学の殺人』扶桑社ミステリー2008年初版、ジム・トンプスン『ポップ1280』扶桑社ミステリー2006年初版、計210円。後者は単行本で持っているけど、文庫は注釈が豊富なので。そのブ…

佐々木邦

毎日新聞昨夕刊に宮西達也という絵本作家が特集されていた。この清水町の出身だという。《 遊び場と言えば、富士山の伏流水が流れる柿田川です。今は湧水公園になっていて、川には絶対に入れません。》 まったく、川に降りれないように情けないくらいに橋が…

ディスクール

昨晩は、テレビ取材で源兵衛川にホタルを観に来た 中川祥子、柳原加奈子そして大島麻衣の撮影に同行。十匹ほどが彼女たちの周囲に飛んでいる。三人、「わあ、スゴーイ!」と、何度も小さな声で歓声を上げる。昨日購入した『歳華悠悠』東京四季出版収録、永田…

D列車でいこう

知人女性から手渡された阿川大樹『D(ドリーム・トレイン)列車でいこう』徳間文庫2010年を読んだ。ドロップアウトしたエリート三人(男二人、女一人)が会社を立ち上げ、広島県の片田舎を走る廃線予定の赤字ローカル線を黒字線にして存続させようと奮闘す…

女性画家展初日

午後、静岡新聞と三島テレビ放送の取材。 山口昌男『知の遠近法」岩波現代文庫には付箋が30以上立っている。貼付の箇所を読むとその前後の文章も読んでしまい、再読しているようなものだ。それほどに知の沃野が拡がっている。女性画家関連で「第9章 周縁…

休館日

昨夜のNHK教育テレビ『ETV特集 「放射能汚染地図」』を視聴して、東電、文部科学省そして原子力保安院ら官僚に対して深い憤りを感じた。被ばく線量の多い場所に避難している人たちがいるのに、「風評被害を怖れて」知らせない官僚。20ミリシーベルト…

ペットを飼う?

昨日も、もう展示しているかな?と何人も来館されるので、看板「女性画家展」を出す。 周囲でペットを飼いたいという動き。ある女性は犬を、ある女性は猫を。理由は「裏切らないから」。最近『ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラ…

準備万端

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。三浦しをん『木暮荘物語』祥伝社2010年初版帯付、エマ・テナント『続 高慢と偏見』ちくま文庫2006年初版、計210円。 作品そばに名前を付け、これで展示準備完了。今回は重い絵を外してあるので、スッキリした展示にな…

釣りガール

午前十時、画家の内川義信氏と氏の絵画教室の女生徒さのん三人で、裾野市の鉄工所鈴木製作所を訪問。設置されている旋盤、万力、道具類にお二人興味津々。きちんと整理整頓されている工具類に感心。自作の油さしなどに感嘆。おもしろーい、を連発、デジカメ…

かけがえのない展示

午後、友だちに来てもらい、展示のアドバイスを受ける。ちょっとした並べ替えでその絵のもつ本来の魅力がぐんと増す。いつもながら、配置の妙、配置の恐さを実感。上條陽子さんと佐竹邦子さんを主軸にした展示になった。それにしても、綺羅星のような作品群…

かけがえのない今

昨日の三島市の最高気温は30.8度。五月なのに真夏日。暑いはず。きょうはざあざあ雨。ひやっと涼しい。倉庫から展示する絵を出す。久しぶりに見る佐竹邦子さんのリトグラフの大作、いいねえ。味戸ケイコさんをはじめ、女性画家たちの作品だけを並べると、…

5月 9日(月) 休館日

のんびり過ごす。午後、柿田川へ行く。第一展望台下の静かに湧いていた湧水が、がばがばと盛り上がっている。三月の富士宮の地震以後、湧出量がぐんと増したという。地下水脈が変化したようだ。二十分ほどの行程で、出会った人は二本の手で足りた。バスは一…

文庫化にあたり

暑い。展示替え中なので冷房はしなくてすむ。窓とドアを開放すると強風が吹き込む。閉めると暑い。きょうはお掃除だけ。絵画の蔵出しは明日に延期。ふう。 ブックオフ長泉店で文庫を三冊。二階堂黎人『悪魔のラビリンス』講談社文庫2004年初版、樋口有介『夢…

内川義信展最終日

朝は三島市の河川一斉清掃。源兵衛川で一汗流して美術館へ。午後になって盛況。駐車場から溢れる。あっちこっちと車を案内。この魅力的な絵画群ともきょうでお別れ。名残り惜しい気分。大好評で無事終了。万歳。

構想

浜岡原発が停止するのは歓迎だけれど、昨日書いたように、電源交代の構想が示されないと、国民は戸惑う。国民に夢と希望を語れない首相はいかんなあ。 雨が止んだので自転車で来る。 ネットの見つけもの。《 人間が変わる方法は3つしかない。 1、時間の使…

立夏

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。柴田三千雄『フランス革命』岩波現代文庫2007年初版、多島斗志之(としゆき)『私たちの退屈な日々』双葉文庫2009年初版、長谷川尭(たかし)『生きものの建築学』講談社学術文庫1992年初版、計315 円。 初夏の陽気。…

子どもの日

きょうも来館者が途切れない。だけでなく、再来館の方、お友だちを連れて来られる方も何人か。 昨日の中野翠の解説の続き。《 ユゴーもバルザックもデュマも私に言わせれば「ノボセ」というタイプの男である。巷にもこのタイプの男は案外多く、私はかねがね…

みどりの日

きょうはみどりの日だった。どうりで新緑がまぶしいわけだ。きょうも十時直後から来館者。皆さん、内川義信さんの迫真的な油彩画にぐいっと惹きつけられ、熱心に鑑賞される。これほどの反響があるとは。画家も私も、ちょっと驚き。嬉しい。 一昨日買った鹿島…

5月 2日(月) 休館日

初夏を思わせるいい天気。もう初夏か。友だちの車に同乗してブックオフ沼津店で四刷。芦辺拓『月蝕姫のキス』理論社 2008年初版帯付、鹿島茂『パリの王様たち』文藝春秋1995年初版帯付、美唄清斗(びばい・さやと)『由仁葉は或る日』東京創元社1994年初版帯…

写実だけではない

午前十時を回って早、来館者。皆さん、「よくここまで描いたなあ〜」と絵に釘付け。確かに、これだけ迫真的に描ける人は、ここら辺には見当たらない。一見写実的ではあるけれど、写実だけではない。そこがいい。習いたいと言う方が続く。問題は空きがあるか…