2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月30日(月) 休館日

昨晩、ステレオ器機の接続を苦労して繋ぎ、やっと音楽が鳴った、……消えた。アリャリャ。故障。暑い中、購入した電気店に持っていく。はあ。 午後三時、坂部隆芳氏の絵を搬出。 ブックオフ長泉店でミステリー文学資料館/編『シャーロック・ホームズに愛をこめ…

展示

午後、田村映二氏の絵を展示。17点うまく収まる。ほっ。 ネットのうなずき。《 行きすぎた軍国主義から行きすぎた経済主義へ。 軍国化も経済化も避けては通れない道だったにせよ、あまりにもやりすぎてしまった。歴史をふりかえれば、もうすこし「ほどよさ…

坂部隆芳展最終日

開館前にオーディオ機器を自宅へタクシーで運ぶ。今夜は自室で音楽をガンガン聴ける。 きょうも開館直後から来館者。絵心のある人ばかり。鑑賞の仕方がちがう。好評裡に終了。ホッ。 ネットの拾いもの。《 NHKニュース「浜松市やくざ医師会が……」→「浜松…

坂部隆芳展中日/クドリャフカの順番

忙中閑有り、米澤穂信『クドリャフカの順番』角川文庫2010年6刷を読んだ。秋の高校文化祭中に起きた連続盗難事件。誰が何のために、ささいなものを盗む? その謎に挑む古典部の四人。『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く古典部第三作。前二作はずいぶん前…

坂部隆芳展初日

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。有栖川有栖『有栖川有栖の密室大図鑑』新潮文庫2003年初版、山田風太郎『虚像淫楽』角川文庫2010年初版、計210円。後者は知人への贈呈用。 『有栖川有栖の密室大図鑑』に紹介されている天城一『高天原(たかまがはら…

器機の危機

《 楽天が鳴り物入りで投入した電子書籍サービスに、発売当日から不具合が続出した。担当の執行役員は「申し訳ない」と陳謝。顧客の声を聞きながら、スピーディに改善していきたいという。 》 という記事から欧米で大ヒットというErika Mitchell女史の電子書…

搬入

午後、坂部隆芳氏の新作絵画を搬入。 ネットの見聞。本、三題。 本の巨大迷路! London 2012 Festival The audience in a labyrinth of books.。 巨大な本棚のよう。アメリカ・カンザスシティの公立図書館の立体駐車場Is This the World's Greatest Parking …

地球・精神分析記録

展示品を収納。元へ戻す作業なのであれこれ考えずにすむ。午後一時収納完了。ガランとした風景。 ネットのうなずき。《 どうにも今日は書きモードになれないようなので、すぱっとあきらめて読みモードに切り替える。 》 一昨日取り上げた山田正紀『地球・精神…

真夏が戻った。

ブックオフ長泉店で二冊。川瀬七緒『よろずのことに気をつけよ』講談社2011年初版、杉浦民平『ノリソダ騒動記』講談社文芸文庫1998年初版、計210円。 自宅からステレオ装置(CDプレイヤー、アンプ、スピーカー)を美術館へ運ぶ。28日(土)の坂部隆芳氏…

休館日

企画展最終日/女囮捜査官5 味覚

昨夜私もNHKの番組を見てドキッ。《 さっきのNスペでやってた、2号機のSR弁が開かなかったのは圧力上昇時の格納容器の構造的欠陥という指摘は、ひょっとしてNHKのスクープなのか? これ本当だとしたら他の同型の原発も共有している根本的欠陥とい…

女囮捜査官4 嗅覚

曇天。涼しい。エアコン要らず。 山田正紀『女囮捜査官4 嗅覚』幻冬舎文庫1999年初版を読んだ。正統的な本格推理小説だ。表紙裏の紹介文から。《 連続放火事件の現場で女性の全裸死体が発見された。全身のムダ毛を剃られ、日焼け止めクリームをくまなく塗ら…

女囮捜査官3 聴覚

昨日とは打って変わって戻り梅雨のような雨。エアコン要らずの涼しさ。 山田正紀『女囮捜査官3 聴覚』幻冬舎文庫1998年初版を読んだ。サイコ・サスペンス本格推理とでも呼べばいいのか。グイグイ惹き込まれ、あっちこっち翻弄され、やったら面白かった。裏…

女囮捜査官2 視覚

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。伊坂幸太郎『フィッシュ・ストーリー』新潮社2007年初版帯付、平松洋子『台所道具の楽しみ』新潮社1999年初版、村上春樹『1Q84 BOOK2』新潮社2009年10刷、計315円。 昼過ぎ、エアコンの設定温度を29度にし…

アーティスト症候群

大野左紀子『アーティスト症候群』明治書院2008年3刷を読んだ。帯には坂本龍一、日比野克彦、横尾忠則、ジュディ・オング、工藤静香、八代亜紀、片岡鶴太郎、村上隆、草間彌生、蜷川実花、ジミー大西、ピカソ、アンディ・ウォーホル、ゴッホなどなど。彼らが…

7月16日(月) 休館日

午前中はグラウンドワーク三島の東日本大震災支援「子どもを元気に富士山プロジェクト」の一環で、宮城県から来た子どもと付き添いの30人ほどを、源兵衛川での水遊びに案内。真夏日の陽光を浴びて、水が冷た〜い!とビックリしながら大人もえらく喜ぶ。 午…

晴天真夏日

梅雨明け真夏日。昨日と違ってきょうは朝から部屋(美術館)にこもる。まずはドアから天窓まで全開にて風を通す。おお、風が抜けてゆく……熱風だ。昼、打ち水。焼け石に水、のような。 昨夜の灯籠流しの帰り道、店舗の変化に気がついた。鍼灸院、整骨院の類が…

女囮捜査官1 触覚

降ったり晴れたり、蒸し蒸しした陽気。展示室のエアコンをドライで起動する。一気に心地良い。少しして停止。節電。 山田正紀『女囮捜査官1 触覚』幻冬舎文庫1998年初版を読んだ。山手線内での痴漢の描写から始まるのが、昨日引用した「官能を売りにしまし…

共産主義的人間

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。大野左紀子『アーチスト症候群』明治書院2008年3刷帯付、ミヒャエル・エンデ『エンデ全集13 自由の牢獄』岩波書店1996年初版、計210円。 未明の激しい風雨は朝には止み、湿気の多い曇り空。これぞ梅雨。 林達夫『共…

油絵を解剖する

ドナルド・キーン『日本人の美意識』、「日清戦争と日本文化」から。《 明治二十六年(一八九三)、つまり戦争勃発の前年、日本の現代美術運動の創始者黒田清輝(一八六六 〜 一九ニ四)が、フランスから帰国している。 》《 黒田は繰り返し、しかも公然と、…

日本人の美意識

昨夜のBS『極上 美の饗宴』の藤田嗣治の戦争画は、穏当な内容だった。ヨーロッパで高い地位の歴史画への転換を図って、戦後藤田が戦争画のサインをアルファベットに描き替えたというのは初耳だった。藤田だけが戦争協力者として糾弾され、日本の画壇を見限…

戦争画

朝、ブックオフ長泉店で二冊。『田中一光』トランスアート2003年4刷帯付、吉田浩美『ア・ピース・オブ・ケーキ』筑摩書房2002年初版帯付、計210円。 今夜のNHK・BS極上 美の饗宴は藤田嗣治の戦争画。どんな内容かな。 いつだったか、東京国立近代美術館…

旧宮殿にて

次回坂部隆芳展の宛名書きなど。真夏の気。いわっとくる暑さに慣れないせいか、用事が進まない。 三雲岳斗『旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦』光文社文庫を愉しく読んだ。ミラノで制作にいそしんでいたレオナルド・ダ・ヴィンチのもとへ持ち…

休館日

梅雨の晴れ間。暑くなると元気が出る。こんな晴天だと動きたくなる。ブックオフ長泉店で二冊。中山典之『完本 実録囲碁講談』岩波現代文庫2003年初版、アミール・D・アクゼル『天才数学者が挑んだ最大の難問』ハヤカワ文庫2003 年初版、計210円。 暑いので…

7月 7日(土) 静岡県立美術館

休館にして静岡県立美術館へ行った。静鉄バスに乗ったのだけれど、車体が長い。こちらのバスとは違ってえらく長い。これには驚いた。県立美術館で最も(唯一)瞠目したのが、ホールに展示されていた藤田嗣治の初期の風景画小品。遠くからでも目を惹いた、次…

海底密室

朝、源兵衛川を愛する会の月例清掃へ。集合場所のかわせみ橋の袂に半化粧が咲いていた。五人で軽く清掃。水量が多くなったので、深みにはまらないように浅いところを選んで歩く。午前十一時過ぎ開館。 三雲岳斗『海底密室』徳間デュアル文庫2000年初版を読ん…

HEAVEN in THE MiRROR

明日静岡県立美術館へ行くので、休館します。 お客さんが退出、昼食後、あまりによい陽気にふっと眠気〜夢見心地。突然電話。椅子からころげそうになった。これじゃあコントだよ。 三雲岳斗『M.G.H.楽園の鏡像 HEAVEN in THE MiRROR 』は面白かった。宇宙…

M.G.H.楽園の鏡像

三雲岳斗(みくも・がくと)『M.G.H.楽園の鏡像』徳間書店2000年初版を読んだ。宇宙ステーションの無重力空間に浮かぶ墜落死体。本格SFミステリー。感想は明日。 ネットの見聞。《 組織内にばかり留まって外側と交流しないから、内側だけで共有されてい…

愛句百句/TED

金子兜太(とうた)『愛句百句』講談社1978年初版を読んだ。《 一般にはあまり知られていないが、自分では好きでたまらない、いわば秘蔵のよろこびを味わせてくれる句がある。それらの句をまとめて鑑賞したら、どんなに楽しかろうと日頃おもっていたので、こ…

220円105円

友だちから平松洋子『おとなの味』平凡社を借りてパラパラと読む。25種類の納豆の選考会。彼女は優しい噛み応えを好み、選考委員の別の男性は噛み応えのある納豆を好む。真逆の好みの二人が最高!と選出した納豆は、同じだった。真にいいものは個人の好み…