2015-02-17から1日間の記事一覧

『箱男』

安部公房『箱男』新潮社1973年初版を読んだ。一昨日話題にした「戦後文学ベスト3」に 挙げられていた作品。導入部の一節。 《 ぼくは今、この記録を箱のなかで書きはじめている。頭からかぶると、すっぽり、ちょうど 腰の辺まで届くダンボールの箱の中だ。 …