2019-04-14から1日間の記事一覧

閑人亭日録

『椿の海の記』六 石牟礼道子『椿の海の記』朝日新聞社1976年初版を読んだ。「第十章 椿」。 《 午前(ひるまえ)は、土の匂いも畝の間で完熟した堆肥の匂いも、いっしょくたになって立ちこめているが、あれほど鳴き立てていた蝉さえ「日中(にっちゅう) 除…