2019-10-10から1日間の記事一覧

『歳月の鉛』四(閑人亭日録)

四方田犬彦『歳月の鉛』工作舎2009年初版を読み進める。 《 森有正の死。(中略)彼の真摯な姿。その愚鈍なまでの拘泥。やはり私と同じ喘息の人であったかという思い。だが違和感は残る。わが身に降りかかる事件の裏側に、 つねに何かの感動や美が控えていな…