2020-01-24から1日間の記事一覧

『生誕の災厄』(閑人亭日録)

反出生主義とかいう言葉を最近目にするので、E・M・シオラン『生誕の災厄』紀伊国屋書店1976年初版を久しぶりに手にする。付箋が一つ貼ってある。 《 美徳よりも、悪徳を抱いて生きるほうが屈託がなくてよい。悪徳は本来、気安いものであって、助けあいを…