2020-02-01から1日間の記事一覧

「古いハスのタネ」(閑人亭日録)

昨日の流れで須賀敦子「古いハスのタネ」を読んだ。前半の宗教と後半の小説を結ぶ蝶番のような箇所。《 文学と宗教は、ふたつの離れた世界だ、と私は小声でいってみる。でも、もしかしたら私という泥のなかには、信仰が、古いハスのタネのようにひそんでいる…