2021-02-08から1日間の記事一覧

「悲しき自伝」(閑人亭日録)

寺山修司の散文詩「悲しき自伝」は、半世紀ほど何かの折にふっとこころに浮かぶ。以下、中井英夫 解説『寺山修司青春歌集』角川文庫1972年初版、152-153頁。《 裏町にひとりの餓鬼あり、飢ゑ渇くことかぎりなければ、パンのみにては充たされがたし。胃の底に…