ミーハーおじさん

 昨夜蒲団の中で銅版画の企画展を考えて眠ったら、銅版画の企画展を考えている夢をみた。
  銅版画の鳥に腐食の時すすむ母はとぶものみな閉じ込めむ  寺山修司

 来春創刊される美術雑誌から来年四月五月六月の予定を知らせてというお手紙。来年二月の予定も決まってやいませんわ。某公立美術館の学芸員は、十五名の学芸員がそれぞれ三年後の企画を立てているという。へえ〜。外部の美術館・画廊から絵を借りて催すのはこりごり。自前でやります。

 朝から雨。冬の雨の土曜日はやたら侘しい。
  たった一人の長距離ランナー過ぎしのみ雨の土曜日何事もなし  寺山修司

 何事もなしでは済まなかった土曜日。昼前からお呼びでない来館者。今更再開発もないだろう。夜は知人宅で娘さんの22歳の誕生祝いに招かれている。彼女は私を昔から「ミーハーおじさん」と呼んでいる。彼女の招きでは行くしかない。彼女の手料理が楽しみ。
 週刊文春のミステリーベスト10を見ると、やはり買ってある本は皆無。古本屋で探す楽しみが・・・・多すぎる。