展示替えでくたくた

 昨夕から始めた展示替えを続ける。へとへと。気分転換にブックオフ長泉店へ行くが、何もなし。ネットを散策すると、早坂類さんの6日のブログにマダム・シルクの移転が話題になったいた。学生時代に時々行ったお店。

 やっと一休み。先だって女性来館者から手渡された萩原義弘写真集「巨幹残栄 忘れられた日本の廃鉱」窓社 2004年をまた開く。廃墟は絵になる。よってどのように魅せるかが問われる。この写真集は白黒。簡単な解説が巻末にまとめられている。感想?何度も観ているけど……難しい。廃墟というと廃墟徒然草をよく観る。こちらはカラー写真でアッケラカンとしているのが気持ちよい。それにしても、どうして廃墟に惹かれるのだろう。失われたものへの追想〜追慕?私自身廃墟や見捨てられたものに子供のころから惹かれていた。実用を失ってから輝きだす美に惹かれるのかもしれない。そのゴミに果てるものと美に変貌するものとの違いはどこからくるのか。未だにわからない。それはトマソンに通じるものでもあるのだろう。