眩しい青空

 昨夕と今朝、近所の貸ギャラリーの展示のお手伝いをして遅くなったので自転車で来る。新鮮な青空。午前十時の青空ってこんなに眩しいのか。

 上天気に乗せられたのか、本屋で出たばかりの森山大道遠野物語光文社文庫帯付を購入。539円也。スーパーの買い物みたいだ。インクの匂いが立ち昇る。これぞ新刊の匂い。
 レジ横にあった新潮選書解説目録を堂々ともらう。079青井汎「宮崎アニメの暗号」の解説には映画『ミツバチのささやき』が援用されているようだ。古本で探そ。

 谷沢永一「百言百話」中公新書はこのところの座右の書。気の向くままにぱらぱらと開いたページを読んでいる。桂米朝「落語と私」に眼が留まった。「ルビによってこそ覚えられた読み方」として挙げられている漢字にはこんなもの。目代(もくだい)、従三位(じゅざんみ)、猪牙船(ちょきぶね)、帯刀(たてわき)、主殿(とのも)、……以上読み方を間違っておりました、私。