憲法施行の日

 昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店に寄り三冊。恩田陸夜のピクニック」新潮社2004年9刷帯付、帚木蓬生「国銅」(上・下)新潮社2003年初版帯付、計315円。三冊とも新品同様。買いたいなあ、と呑気に構えているといつしか年が替わり105円棚に鎮座している。

 昨晩は電気カーペットを収納。板敷きの床に。いかにも夏それも東南アジアを感じる。セネガルやブラジルの1970年代の音楽をガンガンかける。板敷きになって音像がよりリアルにダイナミックに生動。家具の配置でさえ音像が変化するからオーディオは面白い。

 「日本国憲法講談社学術文庫を読んだ。第九条「戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認」がやはり興味深い。外国との関わり方を考えていてこんな昔の出来事に心が熱くなった。北朝鮮による拉致被害者の救出はガチンコ勝負ではない別の方法がありそうな気がするが。安倍政権では無理か。それにしても、横田夫妻が拉致を訴えてそれが政治問題に上程されるまでには二十余年の苦難があった。K美術館はまだ十年……。
 第十五条は公務員について。
「2 すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」
 官僚、地方公務員よ、よく読んでおけ。
 殆ど話題にならないが、第八十八条「皇室財産・皇室の費用」
「すべて皇室財産は国に属する。」
 天皇家もタイヘンだ。

 ブックオフ長泉店で二冊。貴志祐介「硝子のハンマー」角川書店2005年6刷、斎藤美奈子「文壇アイドル論」岩波書店2002年初版、計210円。