自転車は楽

 暑くなったので昨日から自転車で来ている。楽チンすぎて物足りない。
 昨夜は疲れ気味、床に寝転んで音楽をガンガンかけた。サム・クック Sam Cooke 「Live at The Harlem Square Club,1963」。1963年のライヴ盤。同じ黒人相手だからだろう、スタジオ録音とはえらく違った野性的で豪放な歌い方だ。怒涛のような観客に彼はノリにノッている。途中からガバッと起きた。疲れた肉体が一気に活性化した。それからサンバの女性歌手クララ・ヌネス Clara Nunes のベスト盤を聴く。疲れは回復。単純な体だ。

 今朝の毎日新聞のコラム「世界の目」は台湾の張慧英女史執筆。国民党と民進党について。
有権者にとっては一つは『毒リンゴ』で、一つは『腐ったリンゴ』だ。どちらも食べられないが、他に選択の余地はないのだ。」
 いずこも同じか。

 味戸ケイコさんから「夢の果て」原画展の案内。横浜伊勢崎町 有隣堂ギャラリーで18日〜27日。 20日と27日にはサイン会など。20日(日)は行けるかな。

 雨が降る前にブックオフ長泉店へ。ジョルジュ・ダリアン「泥棒」国書刊行会1985年初版冊子付、逢坂剛「銀弾の森 禿鷹 III」文春文庫2006年初版、計210円。前者は未知の本。冊子の古屋健三「『泥棒』を泥棒する」の冒頭。
「ダリアン『泥棒』は徹底した、容赦のない書物である。あまり根源的で、うっかり手にとると怪我をするせいか、めったに話題にされることもない、呪われた作品である。」
 これはこれは、いいものを買った。定価は3900円。後者は BOOK GARDEN というチェーン書店の栞入り。どこの店から流れてきたのだろう。午後三時雷鳴に続いて雨。すーっと気温が低下。