変化は早い

 昨晩はグラウンドワーク三島のスタッフ会議。26日(土)に「安倍総理と共に富士山でのエコツアー体験や清掃活動、ブナ林での昼食会など」に参加しませんか、というお誘い。私は見送り。天皇なら即参加だけど、ね。今朝の静岡新聞に「首相、環境問題に本腰」という記事。それで富士山へゴミ拾いに行くんだ。

 昨夜は日曜月曜の新聞をまとめ読み。毎日新聞日曜日、坂村健東大教授「時代の風」は「デジタル・デバイドと自己責任」。
「ユーザーも含め関係者皆で問題がないように最大限の努力はする。しかし、『なぜか相性が悪くて』つながらなくてもユーザーの責任──こういうシステムをベストエフォート(最大努力)型という。誰かが全体に責任を持ってくれて、お金さえ払えばお任せで完ぺきな保証をしてくれる──ギャランティー(性能保証)型とは、設計思想として対極にあるシステムだ。」
「複雑化した現代──まさにその複雑さの極致である巨大情報システムは、どんなに強大でも単一の組織が単独で構築し支えることはできなくなっている。」
「身を任せていればいいというシステムはもはや存在しない。」
 ふーん、時代は著しく変わった。

 別紙面、「潮田道夫の千波万波」から。
「総額260億ドルのダイヤ取引の3分の2は今日、インドで行なわれている。アントワープの世界一の座は、インド西岸の街スラトに奪取されてしまった。/ちなみに、それに続くのはテルアビブ、次いでシンガポールそしてアントワープの順だという。」
 世界の変化は早い。知識の蓄積よりも知識の更新が焦眉の急。

 ブックオフ長泉店で二冊。高田衛・編「日本怪談集 江戸編」河出文庫1992年初版、ジュリアン・シモンズ「知られざる名探偵物語」ハヤカワ・ミステリ文庫1987年初版、計210円。