先週と同じ時刻の各駅停車でも今回は横浜を過ぎて川崎駅で下車、ブックオフへ。ここはビルの上の階にある。先ず目に飛び込んできたのが井上ほのか「ロンドン園遊会殺人事件(上・下)」講談社X文庫。参ったなあ。これ、緑背とピンク背の二セットを持っている。ぐっとこらえる。買ったのは文庫本五冊。泡坂妻夫「乱れからくり」角川1979年、鹿島茂「セーラー服とエッフェル塔」文春2004年、満坂太郎「海賊丸漂着異聞」創元推理2005年、ピエール・ベルロカン「ロジックのパズル」教養1991年、以上初版それから文藝春秋編「東西ミステリーベスト100」文春1992年3刷、計525円。
京浜急行で鶴見下車。駅前のブックオフではボウズ。
京浜東北線で関内駅下車、桜木町モール街のブックオフへ。久松淳「K」新潮社1990年帯付、泡坂妻夫「喜劇悲奇劇」角川文庫1985年、北杜夫「ぼくのおじさん」新潮文庫1981年、姫野カオルコ「H(アッシュ)」徳間文庫1997年、J・M・ジンメル「ニーナ・B事件」中公文庫1986年、以上総て初版、計525円。
以上十冊をカバンに詰めて有隣堂桜木町店の味戸ケイコ展へ。トークショーには先週よりも多く、私も立ち見。隣には詩人の早坂類さん。早坂類さんとは二十年ほど交流があるのだけれど、お会いするのはこれが初めて。お顔は写真で知っていたので、トークショーの後、声をかかける。やはりご本人だった。早坂さんが味戸さんからサインをしてもらった後、味戸さんに挨拶して二人で電車で品川駅へ。坂道を登って坂東壮一展へ。初めて観る坂東作品に早坂さんは興味を引かれた様子。案内してヨカッタ。その後、品川駅前でお茶しながら初対面とは思えない会話をする。しかし、何を話したのかなあ。写真の硬い表情とはうってかわった可愛い笑顔がステキ。女性としての可愛らしさが自然にこぼれている。それは味戸さんにも見られる表情。私が評価し期待している女性作家たちに共通している表情でもある……ことに今更ながら気づいた。
午後九時帰宅。