二十人超え

 八月に催す十周年記念特別展の出品者が二十名をかるく超えた。昨晩も若い(25才)男が加わった。いやあ、賑やかだけど、果たして展示はどうなるの? なんとかするさ。
 五月中に読了するはずだったドストエフスキー「カラマゾフの兄弟」、読んだのはまだほんの一割。この数日まるで手付かず。いつ再読が終了するか? ああ、こんなあんなで五月が去ってゆく。
 やなたかしの詩「5月のごあいさつ」が沁みる。一部を紹介。

  5月のそよ風に
  おくれ毛なびかせる
  少女たちのうすくれないの
  くちびる

 少女たちは素顔で充分魅力的だけれども、
「一般に男が女にひかれるのは、入念にメークしてドレスアップした姿に魅力を感じるからであって、朝起きがけの素顔に惚れるからではない。同じように、いくら革が自然だから好きといっても、それは、加工された自然だからこそ好きなのである。自然そのものは案外不細工で、味気ないものであることが多いのだ。自然に加工をほどこし、さらに自然に見せかけた人工、これにわれわれはひかれるのである。」(鹿島茂「セーラー服とエッフェル塔」収録「皮と革」より)
 近年流行のナチュラル・メイクだな。となると絵画も人工美表現からナチュラル美志向かな。

 ブックオフ長泉店で二冊。南條竹則ドリトル先生の英国」文春新書2000年初版、ゼップ・シェラー「フェイク・ビジネス」小学館文庫1998年初版、計210円。