臨時の川掃除

 人の年齢ほど判断を間違えるものはない。昨日K美術館で会った女性は二十代後半だと思っていたら、今朝三十代後半だと教えられた。あれまあ。二十代半ばから四十歳前半の女性の年齢測定は、お手上げと自認するしかない。夜目遠目というが、昨晩のほたるまつりで挨拶した女性たち、昨日のメールの女性も来たけど、みなほのかに魅力的だった。眼福。それにしても人出が多かった。会場はすし詰め状態だったようだ。それでも文句を言う人は五指に満たなかった。出て行かれる方のそれなりの満足げな表情が心に残った。片付けも無事終了して午後十時半帰宅。

 どんな音楽を好きかも外見では判断できない。昨日来館した二十代半ばのイケメン男性はバンドでテナーサックスを担当というので、好きなミュージシャンを聞いたところ、キング・カーティスと答えた。キング・カーティスKing Curtis(1934〜1971)を挙げた人は初めてだ。これはこれは。昨夜はサム・クックの1963年のライヴ盤を聴いた。バックがキング・カーティス・バンド。

 午後二時前に厳兵衛川中流へ。日本テレビ内閣府の番組で私たちの川掃除を取材したいという。臨時の川掃除をちょこちょことする。午後四時戻る。

 昼前に来館された洋画家は、味戸ケイコさんの鉛筆画に驚いているので、額縁から出して日光のもとで鑑るようにしたところ、やはり専門家ではある、鉛筆の種類を言い当て、微妙な描き方を説明し、自分ではこんな手間は到底かけられないと感心しきり。夜、その画家宅を訪問することになる。