俳句? 目が廻る

 大分市の御沓幸正氏から「御沓幸正作品集」なる冊子を恵まれる。短歌・俳句と連句
「俳句は以前、名古屋豆本から『ヒッチ俳句』として出版したものを中心に選んでみました。」
 私の好みを選出。

  中年のすててこし日や暑さかな
  青くても葉ばかりながら唐辛子
  緑陰に碁をうつせみのミイラ取り
  穴かしこおのおの小町の自惚れよ
  鉢巻は帽子かいなか趣味の人

 朝から人が入れ替わり来館。ケルアックの小説「路上」、デュシャンのTシャツ、絵画への無関心からヴァンジ彫刻の魅力、八月の企画展の見通しから安藤信哉の貸し出しの依頼まで、雑多な出来事が次から次へと続いて起きた。なんなんだろう。ふう、疲れたわ。

 それでも暇を見つけてブックオフ長泉店へ。井狩春男「本屋通いのビタミン剤」ちくま文庫1993年初版、広瀬正鏡の国のアリス集英社文庫1982年初版、計210円。後者は知人女性への贈呈用。