「美の震源地」

 雑事が続いて読書がままならない。「カラマーゾフの兄弟」はいつ読了するやら。きょうはまだ第一部。
「理性には恥辱と映るものも、心にはまったくの美と映るんだからな。ソドムに美があるだろうか? 本当をいうと、大多数の人間にとっては、ソドムの中にこそ美が存在しているんだよ──お前はこの秘密をしっていたかどうだい?こわいのはね、美が単に恐ろしいだけじゃなく、神秘的なものでさえあるってことなんだ。」
 このな発言から思いついた言葉。

「K美術館──美の震源地──」

 情報発信という表現がどうもしっくりしなかった。やっと気に入った言葉ができた。K美術館は開館十周年から「美の震源地」であることを目指す。震度0かもしれないし(その可能性はかなり高い)、震度4程度までいくかもしれない。震度は地震が起きてみなければわからない。地震規模ではなく震度というのがミソ。
 さらに言えば、美術作品の「表現の鮮度と深度」の度合いが、見る側の 「感動の震度」へつながる。

 雨が止んだ。午後は源兵衛川の月例清掃とグラウンドワーク三島の年次総会へ。