芸術〜アート

 トーキョーワンダーサイト本郷で七月七日から催される「0コレクションによる空想美術館」の案内文から。
 第2室である今回のテーマは「デザインと魂」です。この展覧会は赤瀬川原平による小論の一節、
「・・・かつて芸術といわれたものがいまはアートといわれているが、このアートの内実はじつはデザインだという結論になり、自分自身納得した。・・・つまりいまの世の中では、芸術という概念の方が異様なのである。アートの祖先であった芸術というもの、その概念だけが、いま実体を失って、人々の脳内を幽霊みたいに漂っている。」
 という言葉にインスパイアされて企画されました。
 出典が明記されていないので本文を確認できないが、頷かせるものがある。近代になったヨーロッパで、アルスという分野が芸術と工芸に分化したと漠然と記憶しているけど、確認しなくては。