沈静化

 昨夜も咳がひどかったけど、一昨日ほどではなかった。夏風邪はやっと沈静化へ向かう。体力は衰えっぱなし。小雨降る中ブックオフ長泉店まで歩いていってへたってしまった。買ったのは二冊。三島由紀夫「芝居の媚薬」ランティエ叢書1997年初版帯付、C.G.ユング「ヨブへの答え」みすず書房1997年10刷帯付、計210円。前者は私好みの文庫判ハードカバー。

 昨夜の段階で出品アーチストは60人を超えた。音楽演奏家も何人かいる。トンデモナイことになりそう。もうなってるか。K美術館は美の震源地だな、こりゃ。さて、では震度はいくつか?エネルギー規模は?局地的地震か巨大地震の前触れか? 地震の前には地殻変動は沈静化するという。夏風邪が沈静化してきているのは、美の震源の前触れ?
 それはともかく。毎日新しい人と出会っている。昨日は貝合わせの作者が来館。知人女性の旦那さん。貝合わせを見た出展予定の女性がえらく気に入って、北一明氏の展示ケースに添わせて展示することを、その星野勝氏は快く承諾してくださった。白磁茶碗と貝合わせ。この組み合わせはじつに豪奢。
 そんなこんなで多彩な人たちを心地よく過ごせるように気配り一杯手一杯の日々。なんかグランドホテル形式だ。俺は支配人か? オーナーのはずだけどなあ。ベルボーイの役までやっているような。