「NOIZ・2007」二十一日目

 朝から降ったりやんだり。雨の合間をみて自転車で来る。昨日までとは一転、涼しい。昼にはまた夏の日。

 同世代にはシューカツ(=就職活動)という言葉を知らない人が多い。静岡新聞の連載小説は石田衣良「シューカツ!」。今朝は207回目。就職試験の現場だ。
「翌日は文化春秋の筆記試験だった。こちらの出版社は最大手の交読社などとくらべると、企業規模は三分の一くらいでしかない。だが、歴史的に文芸書籍に強く、由緒ある芥島賞・直本賞を主催している。」
 講談社文藝春秋社とはすぐ察しがつくわ。でも企業規模はどうなのか知らない。
「この社の筆記試験は出版業界でも名物といっていいものだった。」
池田勇人折口雅博パリス・ヒルトン桜塚やっくんウォレン・リヒテンシュタイン森理世、フン・セン、アン・リー、秋元不死男、桑原武夫、アグリル・ラヴィーン、品川庄司、モハメド・ユヌス……。ありとあらゆるジャンルから選ばれた五十人に短いコメントをつけていくのである。」
 へえ〜。知らない名前はウォレン・リヒテンシュタインアン・リー、アグリル・ラヴィーン、モハメド・ユヌス。外国人に弱いなあ。

 暑いせいか、太陽が高い間は閑散。日差しが傾いてくるとざわざわとなる。美術館にもシエスタがあってもいいかも。