「NOIZ・2007」二十三日目

 昨夜はグラウンドワーク三島のスタッフ会議に出席。閉会後はそのまままインターンシップで研修中の学生院生三人の歓迎会に。午前零時過ぎお開き。三人を自宅へ招く。水木しげるの貸本漫画に三人ともハマル。今夜はちょっとだけ、いつでも読めるから、と帰宅を促す。漫画の魅力はすごい。

 昨日はブックオフ長泉店で久世光彦「美の死 ぼくの感傷的読書」ちくま文庫2006年初版と島田荘司「北の夕鶴2/3の殺人」光文社文庫1992年10刷、計210円。後者は贈呈用。きょうは三冊。ハリー・G・フランクファ−ト「ウンコな議論」筑摩書房2006年初版帯付、カズオ・イシグロわたしたちが孤児だったころ」ハヤカワepi文庫2006 年初版、利根川真紀・編訳「女たちの時間」平凡社ライブラリー1998年初版、計315円。

 久世光彦「美の死」の最初は《名文句を読む》の章。川端康成「片腕」が最初。

  「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、
  それを左手に持って私の膝においた。

 私もこの書き出しにハマッタ。短編のせいもあって、何度も再読した。名作だ。

 日差しが傾いてきたので花壇に水遣り。また汗びっしょりになってしまった。きょうも暑い盛りは来館者はポツポツ。涼気がたつと三々五々来館。午後七時からはじゅごんさんの人形劇。遅い閉館になる。