「NOIZ・2007」三十日目・最終日

 最終日に相応しい晴れた空。昨夜は午後十一時過ぎまで市川直二郎氏、内野まゆみさんと三人で展示品の最後の移動。作品の位置がなかなか決まらず。でも、やっと落ち着くところへ落ち着いた。展示品の搬入搬出などがたびたびあって、数日ごとに展示を変えた。これが最後だあ。やれやれ。
 今朝はさすがに体が重い。きょうも十時過ぎに早、来館者。

 子どもの頃からなんだろうと不思議だった言葉に「らばさん」があった。「酋長の娘」というよく知られた歌の歌いだし「わたしのラバさん酋長の娘」。この「らばさん」てなんだろうと、ずっと思っていた。騾馬かなあ?なんて思ったこともあった。それが先だって買った荒俣宏「新編 帯を解くフクスケ」中公文庫の60頁で氷解した。「らばさん」は「ラバ(LOVER)さん」だ。棺おけまで疑問を持ち込まなくてよかった。やれやれ。

 明日はブックオフもお休みなのでブックオフ長泉店へ。大沢在昌「帰ってきたアルバイト探偵」講談社 2004年初版帯付、下川耿史(こうし)「死体と戦争」ちくま文庫2004年初版、計210円。

 午後四時からジョアン・エストゥデイオのボサノバ演奏と歌。一部で終わりかと思いきや、午後六時から第二部という。皆さん、思い思いに寛いでいる。最終日はこうして終えてゆく。そして観客動員数の目標一千人を超えた。初日は数え損なったけれども超えた。やったね。
 午後七時、「NOIZ・2007」は無事終了。皆さん、良かったと口々に言ってくださる。ホッ。やれやれ。夏は終えた。