台風一過

 午前零時過ぎ、暴風も豪雨もぱたっと止んだ。台風の目に入った。再び眠りに落ちた。今朝は雨は止んだけど、ものすごい渋滞。強風を蹴散らして自転車でスイースイ。

 きょうも撤収。合間をみてブックオフ長泉店で息抜き。山本健吉「刻意と卒意」角川書店1984年初版帯付、小松左京「やぶれかぶれ青春記」旺文社文庫1986年2刷、計210円。

 木山捷平「角帯兵児帯講談社文芸文庫所収「大みそかあれこれ」から。
「昭和六年の大晦日、私は妻をつれて銀座へ出た。(略)銀座は大変なごったがえしで、人にもまれて歩くのさえやっとであった。(略)資生堂を出て反対側にわたって夜店を見物した。ところがこちら側も人のごった返しで夜店はろくろく見物できず、長時間かかって尾張町まで引き返した。尾張町で市電に乗ろうとしたが、これまた大変なごった返しで乗ることが出来ず、しびれを切らしたあげく円タクをはずんだ。」