さあ展示

 昨日は早い帰宅後、知人の車に同乗してブックオフ大仁店へ行く。開店以来だ。奥泉光「バナールな現象」集英社1994年初版帯付、石沢英太郎「カーラリー殺人事件」カッパ・ノベルス1973年初版、小泉喜美子「ダイナマイト円舞曲(ワルツ)」カッパ・ノベルス1973年初版、澁澤龍彦「イタリアの夢魔」ランティエ叢書 1998年初版帯付、ミステリー文学資料館編「ユーモアミステリー傑作選 犯人は秘かに笑う」光文社文庫2007 年初版、各務三郎編「世界ショートショート傑作選 1」講談社文庫1078年初版、計630円。満足。知人は 2000円ほど買った。黄色い袋が破れそう。知人も満足。

 昨日の毎日新聞夕刊コラム岡崎武志「あった、あった。」は一世を風靡した横溝正史の角川文庫。
「私の所持する76年版『犬神家の一族』の帯に、『横溝正史文庫1000万部突破記念』と刷られている。」
 私の所持する文庫本にも同じ帯があるわ。
 「ブームははるかかなたへ。いま古本業界では逆に、この横溝文庫全点収集を目指す者が大勢いる。」
 所持する角川文庫版は20冊が初版だった。あと80冊も探す気はせんなあ。

 床はピッカピッカ。何もない白壁。さあ、これからどんな色づけをしてゆくか。悩ましい。まずは椅子やテーブルなどを定位置へ戻す。さて、こまごまとしたものはどこへ収納したか。一か月半も経っているので記憶がはっきりしない。困ったことだ。困ったときには出発点に戻ること。で、味戸ケイコさんと北一明氏の作品は七月の展示とほぼ同じにする。展示してから再考することにする。