レコードはいい!

 昨夜もレコードで音楽聴きまくり。山崎ハコ「流れ酔い唄」1978年、ディジー・ガレスピースタン・ゲッツソニー・スティットのトランペット・テナーサックス・アルトサックス三管がフロントを占める「 FOR MUSICIANS ONLY 」1956年そして山下洋輔坂田明〜森山威男「 CHiASMA 」(キアズマ) 1975年ドイツでのライヴ盤を聴く。いやあ、どれも最高。私にとって最強のジャズは昨日書いたアート・アンサンブル・オブ・シカゴであり、最硬のジャズは山下洋輔トリオだというのは、この三十年間変わらない。……てことは私は進化してないということか。
 時折トチ狂うレコードプレイヤーは、ケンウッドKP−1100。1986年製。20年も動いていればそりゃおかしくなっても仕方ない。買った当時は、これを一生使うつもりでいた。ターンテーブルシートは付属のゴムをアルミ製に替えた。スタビライザー(レコードを密着させる重し)も買った。他にもカートリッジシェルを替えたり、不要な振動を抑えるようブチルゴムやテフロンテープなどを要所に施した。こんなわけで愛着のある一品。また正常に動いてくれてありがたい。音楽はヘッドフォンなんぞで聴きたくはない。スピーカーからガンガン噴出してくる音を全身全感覚で浴びるように受け留めたい。アナログレコードの音質はいいねえ。聴いた後は気分爽快。そうかいそうかい。

 中村うさぎ「私という病」新潮社2006年を貸した知人女性からメール。
「本を読んでいたら土鍋で煮ていた里芋を焦がしてしまいました。」
 そりゃタイヘン。でも、楽しんでおられるようで、よかった。

 午後一時からは愛知県からの源兵衛川の視察案内。無事終えて美術館へ戻る途中ブックオフ長泉店へ寄る。北森鴻「孔雀狂想曲」集英社2001年初版帯付、福田恒存「日本人への遺言」文春文庫1998年初版、計210円。買いたい本があるのは嬉しい。