NOT FORGET

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。野村宏平編著「ゴジラ大辞典」笠倉出版社2004年初版、ドュニ・ゲジ「フェルマーの鸚鵡はしゃべらない」角川書店2003年初版、計210円。
 前者は1954年の「ゴジラ」から2003年の「ゴジラモスラメカゴジラ 東京SOS」までの日本製作のゴジラ映画27作品の基礎知識とトリビアをまとめたもの。
ゴジラ映画をより深く理解するには、各作品の基盤となっている世界観をあらかじめ把握しておいたほうがいいのはいうまでもない。」
ゴジラシリーズは、大きく分けると6つの流れが存在する。」
 はあ、そうですかあ。
 後者は藤野邦夫の「訳者あとがき」を読んで買った。
「この才人はこともあろうに、数学史とミステリーを組み合わせていたのである。」
「この作品ではプロットと数学史が、なんの無理もなく結びついている。」
 とりあえず買っておく。鸚鵡という言葉にどうも弱い。フロベールの鸚鵡とか。

 この長泉店、105円棚が移動した。移動後は買いたい本が何冊か。迷ってきょうは二冊。有栖川有栖「スイス時計の謎」講談社文庫2006年初版、山本容子「本の話 絵の話」文春文庫2006年初版、計210円。前者は新書版を持っているけど、文庫の活字が気に入ったので。

 先日のブッシュ福田首脳会談で、ブッシュは北朝鮮による拉致事件についてNOT FORGET(忘れない)と述べたと言う。これで拉致被害者の会は落胆した。真珠湾攻撃はREMEMBER(覚えていろ)と言うのに、だ。毎日新聞朝刊のコラムで知った。こういう問題は大きく取り扱うべきだろう。片思いの女性が出来て振られたらどっちを使うかなあ。ほろ苦い思い出とするか、今に見てろ、にするか。