小雨

 昼から小雨。冬の小雨にはどこかしら風情を感じる。傘を差してお散歩に。神社の境内は落ち葉のふかふかじゅうたん。

  落葉やヽ深きところが道らしき  高野素十

 風流な気分もブックオフ長泉店から手ぶらで戻るとなると霧散しちまうわ。うー、寒(さぶ)。半藤一利「この国のことば」には江戸は浅草の火消し頭、新門辰五郎の辞世の歌。

  思ひおくまぐろの刺身ふぐの汁ふつくりぼぼにどぶろくの味

 思い当たる味もあるけど、知らないものもあるなあ。半藤一利は「これの解釈は遠慮しておく。」