あやとり

 寺内萬治郎が色紙に描いた線描画「裸婦」はとても素晴らしいのに額が貧弱だと指摘され、まあ、それはそうだな、とワカルので、今朝もう少し上等の色紙額を持ってくる。となると、絵の位置を変えねばならない。早々と位置替え。やれやれ。画家の名前ではなくまず絵画を観て感想を述べてくれるのは嬉しい。その方は寺内萬治郎という画家ははご存知なかった。裸婦画で有名。

 午後、知人の車に同乗して沼津市の庄司美術館へ行く。そのウェブサイトの竹井連前期展にあやとりの絵が載っているので、 あやとりサイトへ知らせる。ブックオフ沼津店へ寄ってもらい文庫本を五冊。石牟礼道子苦海浄土講談社文庫1981年20刷、「寺山修司の俳句入門」光文社文庫2006 年初版、永田守弘編「官能小説用語表現辞典」ちくま文庫2007年2刷、本格ミステリ作家クラブ編「紅い悪夢の夏」講談社文庫2004年初版、ルネ・ドーマル「類推の山」河出文庫1996年初版、計525円。

 「寺山修司の俳句入門」光文社文庫の「寺山俳句百句」を読む。ここにもあやとりの句。

  雁渡るあやとりの梯子は消え

  もしジャズが止めば凩(こがらし)ばかりの夜

 最近の生活だ。