裏側が面白い

 午前中は源兵衛川の勉強会で20人近くを案内。長靴を履いて浅い川の中を歩く。ヌクで汚れた三島梅花藻を手で洗う。一気に美しい緑色に。源兵衛川の裏の水路を歩く。皆さん初めての場所。昔の洗い場の跡やトマソン(無用)物件を教える。前後に接している二つの和式便器(青天井)とか、コンクリート壁に斜めに上がっていく鉄の梯子もどきとか、理解不能の無用物件に皆さん、へえ〜。若い女性から「トマソン、探しましょう!」と提案される。へえ〜。
 今朝下見の時、水の殆どない御殿川中流の橋の下方10メートルほどの水溜りにカワセミが飛び込み小魚を獲る。源兵衛川を案内中、中流の10メートルほど先の向う岸の枝にカワセミがとまっているのを、これは全員が見る。暫くして飛び去った。皆で昼食後、私は美術館へ。

 ブックオフ長泉店で気分転換。「風呂で読む文庫100選」の「日本現代文学選1、2」フロンティアニセン2005年初版、計210円。塩化ビニル製なので濡れても大丈夫。表紙裏に「警告!」。
「読書に夢中になって入浴しすぎると健康を害するおそれがあります。十分な管理の下、入浴しすぎに注意しましょう。」

 「第58回ベルリン国際映画祭で、先鋭的な作品を集めたフォーラム部門に出品されていた若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』が、アジア映画振興のために設けられたネットパック賞と、国際芸術映画評論連盟賞に選ばれた。(読売新聞)」
 あのピンク映画の若松監督がついに……。感慨深い。
 共産主義者同盟赤軍派のチラシ(1969年10月10日配布)を手に眺める。
「世界革命戦争への命運をかけて」
「10/21機動隊せん滅・首都制圧」
「汎ゆる武器を調達し、軍団を組織し、赤軍に結集せよ!」