2月25日(月) 休館日

 午前中は東京から源兵衛川を視察にきた二人を案内。お昼まで二時間ぴったり。お二人は感心しきり。夏に子どもを連れてきます、と。
 午後、境川清住緑地の泉の土手に群生しているフキノトウを数株採取、夕食にテンプラでいただく。早春の風味。

 毎日新聞朝刊に松本健一「泥の文明」新潮社2006年の紹介。
「『泥の文明』とは、松本さんが民族と風土のありようを三つに分け、アジアについて名づけたものだ。その地域は東は北海道から西はインドの聖なる都市バラナシーまで、コメの生産都市と重なる。一方ヨーロッパは『石の文明』、アラブは『砂の文明』と名辞された。」
 泥の文明とは新しい視点だ。
「『泥の文明』にあっては、競争に敗れたものや弱者でも社会の内にかかえていかなくては、その共同体は成り立たない」
イスラムは泥の豊穣さより砂の清らかさを求めた」
 これは目から鱗だ。