昨夜もホタルを観に行く。10匹ほどが明滅している。このあたりは年末の生コン流出事故の影響が少なかったようだ。自転車をブックオフ函南店まで走らせる。北森鴻「桜宵」講談社文庫2007年6刷、樋口有介「木野塚探偵事務所だ」創元推理文庫2008年初版、計210円。
昨日買った姫野カオルコ「ガラスの仮面の告白」は角川文庫で読んでいるけど、ページ数は殆ど変わらない(204頁、210頁)のに読後感が違う。活字の字体、大きさ、組み方、製本の違いが、印象に変化をもたらす。他にこんな違いも。
「PS/元気でいたいです。俊平……あとがきにかえて」単行本
「PS/元気でいたいです。俊平……みなさんへ」文庫
また、文庫では終わりの三行が削除されている。
「あした輝く」の章。
「というか、自分が何より官能的だと思う小説を書いた。/それは地味な文庫本として小さな形で発表され、」
は、「令嬢嬲り」マドンナメイト文庫だと思っていたけど、これは姫野カオルコ公式サイトには載っていない。このいわくつきの本、知人の川本耕次「花芯伝説」マドンアメイト文庫1988年の巻末広告にあるけど、実物は見たことがない。
公式サイトでは「ガラスの仮面の告白」は「随想風小説」。誤解無きよう。
昨日の二冊は石子順造に触れている。「ガラスの仮面の告白」から。
「八つ墓村のお母さん、あなたは私に来た故・石子順造(美術評論家)氏からのファンレターの返事の封を切って中身を調べ、」
夏目房之介「青春マンガ列伝」から。
「マンガ評論家でもあった故石子順造さんにも、とても思いやりのある感想をいただいた。」232頁
毎日新聞朝刊、出版広告。大山顕 文・写真「団地の見究」東京書籍の宣伝文から。
「四十八の素敵な団地を、無駄にクオリティの高い写真で紹介。」
朝来館した女性に言われた。、
「K美術館は無駄にクオリティの高い美術館」