SALSA

 テケテケママが貸してくれたフランス映画「SALSA」のDVDを視聴。
キューバに憧れ、ラテン音楽に魅せられたクラシックピアニストの情熱的な恋を描くラブストーリー。」
 予想通りのベタな筋書きで、それがツマランかというとそうではなく、カリブ海音楽好きの私には、目と耳の双方でお気楽に楽しめた。主人公の若手ピアニストがキューバ出身の老ピアニストを訪ねる画面で釘付けに。さり気なく置いてあるLPレコードには、キューバの盲目のバンドリーダー、アルセニオ・ロドリゲス ARSENIO RODRIGUEZ の「 DUNDUNBANZA 1946-1951 」が。CDで持っている。老ピアニストの演奏が聞こえてくるのだけれど、それは「 Mandinga 」。1919年生まれのピアニスト、ルベーン・ゴンザレス Ruben Gonzalez の初リーダーアルバム「 intoroducing… 」1997年の演奏そっくり。容姿も似ている。おまけにキューバのバンド、シエラ・マエストラ Grupo Siera Maestra が要所で出ているのも嬉しい。愉快な音楽映画でした。しかしなあ、プエルトリコが起源の新興サルサ SALSA とキューバ発祥の歴史あるソン SON とは似ていて違うんだけど。