値下げに興奮

 K美術館の近くはいつの間にかマンション激戦区に。ついに値下げする物件も。朝刊折込広告。ここから徒歩五分ほどの新築マンション。
  3180万円→2550万円
  3160万円→2530万円
  2740万円→2190万円
  2380万円→1900万円

 美術館北隣の雑貨食料品店が昨日から取り壊し。駐車場にするという。マンションはなあ。

 昨晩、ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。岡本淳子歌集「燦燦」書肆季節社1992年初版、サラ・ウォーターズ「夜愁(上)」創元推理文庫2007年初版、ミネット・ウォルターズ「病める狐(上・下)」創元推理文庫2007年初版、ローレンス・ブロック「怪盗タナーは眠らない」創元推理文庫2007年初版、計525円。「夜愁」は下巻を持っているのでこれで揃った。一年経たずに105円とは。

 内田樹鈴木晶「大人は愉しい」ちくま文庫読了。知的刺激に満ちた一冊。とりわけ「在日と共生」に瞠目。
「『マイナスを埋める』ことではなく、『プラスを付け加える』という仕事が、たとえ迂遠に見えても、これからの在日外国人と日本人の『共生』関係を基礎づけ、根づかせる王道であろうと私は思います。」内田樹 222頁
 この提言に至るまでの内田樹の、問題への鋭い切り込みと深い洞察に興奮。脱帽。