一生賢明

 昨夜は自転車でブックオフ函南店へ。柄谷行人・編「近代日本の批評 I 昭和編(上)」「近代日本の批評 II 昭和編(下)」講談社文芸文庫1997年初版、レイモンド・チャンドラー他「フィリップ・マーロウの事件」ハヤカワ文庫2007年初版、計315円。汗びっしょりで帰宅、お風呂へどぼん。これまた気持ちいいなあ。

 昨日も今朝も引越し作業に出合った。この暑いときに引越しとは、大変だ。引越しは、大学入学で東京のアパートを借りたときと卒業のとき、本格的な引越しは二八年前自宅の改築のときだけ。引っ越すときに、人は人生と生活のお荷物を捨ててゆく。大学四年間と改築時以外は同じ場所に住んで五十年余、地に根が生えているような。一所懸命の生活。ま、これはこれでいいか。ボケないで一生賢明でいられたらいうことなし。でも、今までもボケボケだったからなあ。

 昼食後、ブックオフ長泉店の105円棚を眺めていると、TEKE TEKE ママから声かけられる。桐野夏生を全部読むつもりだと、文庫本四冊を手にしている。見上げたものだ。当方、根気不足だからなあ。→婚期不足と変換されてしまった。なんだかなあ。