9月 1日(月) 休館日

 きょうは朝から真夏の陽気。ゆっくり寝てもいられない。
 ブックオフ長泉店で二冊。朝日新聞社編「二十世紀の千人6 メディア社会の旗手たち」朝日新聞社1995 年初版帯付、斎藤美奈子「文学的商品学」文春文庫2008年初版、計210円。前者は、芸術・メディアの分野でどんな人物が一般から注目されているのか、を知るために。ざらっと見て、たくさんの知らない人、私の評価とずれている人もけっこういる。やはりね。斎藤美奈子の本ならとりあえず買って読む(だろう)。

 毎日新聞朝刊、「ひと」は「性同一性障害の研究に半世紀」の「大島俊之さん(61)」。
「心と体の性が一致しない性同一性障害の人たちについて『戸籍の性別変更を認めるべきだ』と論文を書いたのは83年。当時周囲の反応は冷たかった。」
「90年代後半、北九州市で開いた講演会の聴衆は2人。そのうち1人は、兄が当事者だという20代の男性だった。」その兄は自殺していた。
「そんな深刻な話を聞くことが、逆風の中、25年間研究に打ち込む原動力になった。」
 NHK教育テレビでの性同一性障害の人たちの番組を観ると、いろいろ考えさせられる。性の問題はまことに深く広い。