展示

 昨日は、明後日から個展の湯浅猛氏が、搬入した百号の油彩画数点を展示室で手直しに没頭。そこへデザイナーの内野まゆみさんが来館。展示方法を悩んでいる画家を見て、三人で一緒に考える。といっても、彼女の指示で画家と私が絵をあっちこっち動かしてゆく。大小三十点の絵がすべて収まるところに収まる。それは見事に決まった。デザイナーの見方は違う、と湯浅氏大いに喜ぶ。それが昨日のこと。今朝は早めに来て私一人で絵を吊り下げる。湯浅氏来館。見回してまんざらでもない顔。また直したくなるなあ、と湯浅氏。昨日の手直しは成功。筆を少し加えただけで面白いくらいに表情が変った。K美術館に絵を置くと、アラが見えてきてしまうと氏は言う。そうらしい。故内田公雄氏も言っていた。

 午後、一段落してブックオフ長泉店へ。西村健「劫火(上・下)」講談社ノベルス2006年初版、計210円。これは分厚い。上巻は669頁、下巻は768頁。読むかなあ。