撤収

 昨夜はジャズCDをかけてすごす。デクスター・ゴードンのテナー・サックスが心地よい「 OUR MAN IN PARIS 」 1963年録音とビル・エヴァンスのピアノが心に深く響く「 Waltz for Debby 」1961年ライヴ録音。美しい夜空だった。

 きょうは美しい秋空。さわやかな風。午後、湯浅猛氏とお友だち二人が来館。作品などを搬出。再びガランとした展示室。ここから新たな一歩を踏み出す。人生は地雷原を歩くようなものだ。今までは注意深く地雷を避けてきた。最近は自ら地雷を踏んでいる。爆発、負傷。致命傷までは至らないのがせめてもの幸い。けれども周囲の人たちを深く傷つけている。でも、と思う。地雷を踏んで爆発させればこそ、そこには地雷が無くなる。地雷原が原っぱになる。これからは原っぱになるまで地雷を踏んでいくだろう。心身がもてばいいが。