御教訓カレンダー

 某省勤務を擲(なげう)って各地を旅したアラフォー女性が出合った グラウンドワーク三島。当初は名前さえ初耳の三島市。そんな一地方都市を訪ねて、ここは面白い! と腰を据えるアパートを探し始めた彼女を昨晩、旧市街地・住宅地を歩いて案内した。細い路地の先に「空室あり」のいくつものアパート。なじみの店でコーヒーを飲みながら語らう。女性はジョークが好き。でも私の手のうちはいつも2ペアほど。フルハウスなんて、とてもとても。で、「御教訓カレンダー大全」PARCO出版1991年を取り出す。これは1976年から1990年まで15年間の御教訓カレンダーをまとめた便利な一冊。笑えるというより笑うしかないお笑い満載の本。あまりに多いネタにお手上げ状態。なのでカバー折り返しに載っている作品から。

  春はあげもの
  目がすわる──鬼太郎のおやじ
  いい読経してるぜ
  居たいの居たいの泊まってけ〜
  軽井沢で秘書を楽しむ
  シャネルの碁盤
  腹は立つわ息子は立つわ
  次の肩どうぞ──マッサージ師
  不死の病
  記憶正しく
  老いるショック
  犬の踊り子

 きりがない……。