成人式・どんど焼き

 コンビニ店の前に袴の若い男がいて、成人式と気がついた。餅の付いた竹ざおを持つ親子連れに、どんど焼きと気がついた。穏やかな日本の風景。それにしても寒いわ。今朝は三島市で氷点下3.8度。

 毎日新聞読書欄、中村稔「好きなもの」は、1・文学展の企画、2・古書展の目録、3・好きな友人との会話。2から引用。

「全集ものがひどく安いなとか、バブルがはじけて書や絵がだいぶ値下がりしたようだ、とか、それでも駒井哲郎・長谷川潔の版画はむしろ値上がり気味なのに、浜口陽三はそうでもない、などと感想をめぐらせていると、時の経つのを忘れる。」

 ここにも同好の士。昨日、版画好きの知人女性が古書店から送られてきた目録を置いていった。「駒井哲郎『海底の祭』 1951年120万円」、「長谷川潔『セードルの実のある静物』1960年85万円」、「浜口陽三『2匹の蝶』1977年38万円」。眺めて終わり名古屋も寒いわ。なんて思っていても、つぎつぎに来館者。嬉しい。