軽い文庫本

 昨日ブックオフ長泉店で見送った文庫本を買う。鮎川哲也「朱の絶筆」講談社文庫1994年初版、同「ペトロフ事件」講談社大衆文学館文庫1996年初版、林望ホルムヘッドの謎」文春文庫1995年初版、計315円。鮎川は後者はダブリだけれど、大衆文学館文庫なので。前者は祥伝社文庫を持っているけど、それには解説がない。これには新保博久の資料のしっかりした解説があるので買い。林望のは表紙絵が川瀬巴水。最初はイギリスの絵かと思っていた。ビックリ。

「この版画は、一見するとイギリスの風景画のように見える。」(「文庫版あとがきに代えて」より)

 買う理由はいくらでもつくものだ。文庫本は内容が重くても重量は軽いからいいと。

 昼、虹の美術館を運営していた本阿弥清氏から電話。椹木野衣氏の展覧会レビューを読みました、いい内容ですね!と。本阿弥氏は椹木氏と現代美術のことでこの数年何度か会っているとのこと。つながるなあ。

 味戸ケイコさんから京都の画廊ギャラリー・ヒルゲート2Fでの絵本原画展の案内葉書が届く。添えられた手紙から。

椹木野衣氏さんの書いてくださったこと/心底、染みて嬉しく思っています」