大阪ダブル首都計画

 昨日の静岡新聞夕刊に社会学橋爪大三郎の「論考09 国民のためになる政策」なる論文。副題が「大阪に首都スペア用意」。愉快な提案だ。

「景気に直結するプランを私も考えてみた。『大阪ダブル首都計画』はどうだろう。」
関東大震災では、無傷の大阪ががんばった。(略)首都のスペアが必要なのだ。」
「そこで。大阪の中心部に、霞が関とそっくり同じビルを建てよう。フロアの配置、コンピューターシステムなども本省とそっくりにしておき、いざ大地震のときには、大阪を首都にする。三十分でシステムを切り替え、翌日に平常業務を再開、お役人はみな大阪に引っ越して、一週間で首都移転を完了するのだ。」

 このような飛んでる発想がないと、景気減退の閉塞した現状は打開できないだろう。お隣の沼津市は、沼津駅鉄道高架問題で賛否両論真っ二つだが、余所者の私なら、駅前活性化のためにそんな莫大な金をつぎ込む=垂れ流すよりも、駅前ロータリーを平屋の魚市場、地元産品市場にし、駅前の幅広い道路の両端をつぶして屋台長屋にすればいいと思う。大金をかけずに周辺の人が集まる=金を落とすと思うがなあ。

 ブックオフ長泉店で埴谷雄高を二冊。「死霊 I 」講談社1985年3刷、「死霊 II 」1985年3刷帯付、計210円。