白砂勝敏展最終日

 昨日、シンガーソングライター小川尚子さんからCD「ギュッてしてね」を恵まれる。夜拝聴。ギター、ベースなどのアクースティックな演奏を背景に、美声ではないが重心の低い落ち着いた声が室内に響く。ふっと息が抜ける穏やかな時間。表題作にはギュッとくる。去年そんな体験があったから。そんな体験「……つっぱらなくても いいのかな 両手を広げて 待っていてね……」。

 春雨……といいたいけれど、ちょっと風の強い雨。雨にも負けずに来館者。いや、雨だから来館かな。いや、最終日だから来館かな。いずれにせよ多くの方が来館されて嬉しい。おしまいに白砂氏のお友だちの若い綺麗な女性がギターを弾きながら歌ってくれる。居合わせた六人は極上の気分。いい最終日でした。